【パンクラス】北方大地、TKOで砂辺の“10年王朝”倒しストロー級新王者に
翔兵がフライ級暫定王者に▼第10試合 フライ級 暫定キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分5R
〇翔兵(33=升水組/同級1位)
TKO 2R 4分50秒 ※グラウンドパンチによるレフェリーストップ
●上田将竜(31=緒方道場/同級2位)
第5代王者・仙三の怪我により防衛戦の目途がつかないことから、今回の暫定王者決定戦が実現。両者の初対決となった2017年2月大会では、翔兵が打撃で圧力をかけ上田を完封。2年半ぶりの再戦はタイトルマッチと格が上がり、リベンジ、もしくは返り討ちのお膳立ては揃った。
翔兵は3月大会の前戦で当時修斗1位のライリー・ドゥトロに勝利するなど、現在3連勝と好調。対する上田も前戦となる昨年12月大会の小川徹戦では右ハイキックで衝撃的KO勝利を飾るなど、ここまで4連勝。翔兵は「王者になりパンクラス・フライ級を引っ張る」、上田も「過去最高のPOISON噛ます」と気合十分だ。
1R、左右に頻繁にスイッチする翔兵に対し、大きくサークリングしじらす上田。ワンツーで飛び込んだ翔兵は上田を金網に押し付け、パンチ、ヒザを細かく入れる。ジャッジは3者とも翔兵を支持。
2R、前後にステップしながら単発で右ストレートを打ち込む上田に対し、パンチで飛び込み金網に押し込み細かくヒザを入れる翔兵。中盤、翔兵の細かいヒザの一発がローブローとなるが、中断から試合再開のあとも翔兵が金網に押し付ける展開。残り1分でスイッチしながらプレッシャーをかける翔兵が左右のフックを炸裂! 倒れ込んだ上田にバックからパウンドで追撃し、レフェリーストップで試合を決めた。
王座戴冠後の初マイクを求められた翔兵は「感動と感謝」を口にしたあと、「これからパンクラス・フライ級は僕が引っ張っていきます」と宣言。さらに前王者の仙三に向け「俺とやりましょう、ベルトは2つはいらないかなと。最高の勝ち方ができたからやるしかない。引退試合、ここで待ってるよ」と王座統一戦を呼び掛けた。
▼第9試合 バンタム級 5分3R
●TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We/同級2位)
TKO 3R 4分7秒 ※グラウンドのパンチによるレフェリーストップ
○アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブルテリア・ボンサイ/同級7位)
TSUNEは前戦の4月大会で金太郎に1Rまさかりキック(右ハイキック)を浴びてKO負け。対するヤマニハも前戦の2018年10月大会で金太郎にグラウンドパンチでTKO負けを喫している。
ランキング常連の両者だが、TSUNEは2連敗中、ヤマニハは3連敗中と苦境のさなか。タイトル戦線に踏みとどまるためにも、絶対に負けられない両者の対戦だ。
1R、スタンドでの探り合いの中、タックルで先制のテイクダウンを奪ったのはTSUNE。だがヤマニハはTSUNEの利き腕である左腕をクラッチしつつ、腰骨に足をフックし下からの攻めを伺う。1Rはジャッジ3者がTSUNEを支持。
2R早々、ミドルから右フックをヒットさせたヤマニハはそのままテイクダウン。バックにしつこくつきながら、パウンドを打ち込んでいく。1Rとは逆にジャッジ3者ともヤマニハを支持。
3R、疲れの見えるTSUNEだが、スタンドでの探り合いの中、左ボディでヤマニハの動きを止める。さらに両脚タックルでテイクダウンに成功するも、冷静に下からパンチ、ヒジを打つヤマニハ。一度離れてパンチで飛び込むTSUNEに対し、ヤマニハが絶妙のタイミングでスイープし形勢逆転! バックに回り脇の下からもパウンドを叩き込むとレフェリーが試合を止め、逆転勝利でヤマニハが連敗を脱出した。
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