【パンクラス】王者シウバ再計量も“まさかり殺法”の金太郎「体重差?どうでもいい。倒すだけ」
7月21日(日)、東京・新木場のスタジオコーストにて開催される総合格闘技イベント『PANCRASE 307』に先立ち、20日(土)都内で前日計量が行われ、3大タイトルマッチ出場選手を含む全員が計量をクリアした。
メインカード全12試合のうちセミファイナルにラインナップされた61.2kg以下の「バンタム級キングオブパンクラス タイトルマッチ」計量では、挑戦者の同級1位・金太郎(26=パンクラス大阪稲垣組)が61.1㎏で一発クリアした一方、第3代同級王者で2度目の防衛戦に臨むハファエル・シウバ(34=ASTRA FIGHT TEAM/ブラジル)が下着を脱いでも61.3kgと規定を100gオーバー。
事前の自身のチェックではクリアしていたのか、不満と怒りの色をにじませながら「2時間以内に再計量」の規定にのっとりランニングに出かけたシウバは、最後のひと絞りを終え約1時間後に帰還。再計量の結果、350gアンダーの60.85kgとわかると雄たけびを上げ、さらに控え室に戻っても、収まりきらずもうひと吠えしていた。
シウバの減量中には、計量後に行われるはずだった調印式に代わり、廣瀬隆司コミッショナーと梅木良則レフェリー立ち合いの元、金太郎の記者会見が行われた。対戦相手の計量オーバーについて聞かれた金太郎は「ここまでくると減量も大変。僕もかなり大変なほうなので騒ぐことでもないかな」と静観の構え。
またパンクラスのオフィシャルルールには「再計量時の体重超過が2.2kg(5パウンド相当) 以下なら、相手の承認した場合に限りキャッチウェイトにより試合は行なわれる」との項目があるが、「(相手が規定ギリギリの)2.2kgオーバーでも全然やる。体重差はどうでもいい、そんなことを考えている場合じゃない、今は倒すことしか考えていない」と、強い覚悟と意気込みを示した。
金太郎のコメントを受け、廣瀬コミッショナーは「4月のTSUNE戦ではハイキックでKO。あのくらいカッコいい金太郎で挑んでほしい。(金太郎にとって)初めての5分5Rだが、抜くところ、突っ込むところなどの駆け引きが大事。好勝負を楽しみにしている」と、この一戦への期待を語った。
昨年10月に強敵アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)を3R1分54秒、“まさかりパンチ”でTKO、今年4月には同級2位のTSUNEに“まさかりキック”(右ハイキック)で1R KO勝ちするなど、4連勝で今回のタイトル戦にたどりついた金太郎は、得意の打撃でアメリカの総合格闘技団体『Bellator』2013年バンタム級トーナメント覇者の強豪・シウバを攻略できるか?
この注目の一戦を含め、3大タイトルマッチに臨むファイターたちの計量結果、そしてパンクラス恒例の「前日一言コメント」は以下の通り。
▼第12試合 メインイベント ストロー級 キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分5R
王者・砂辺光久(39=reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/51.9kg)
「パンクラス王に、俺はなる!」
同級1位・北方大地(28=パンクラス大阪稲垣組/52.15kg)
「KINGになる準備と覚悟は出来てます」
※砂辺は3度目の防衛戦
▼第11試合 セミファイナル バンタム級 キングオブパンクラス タイトルマッチ 5分5R
第3代王者・ハファエル・シウバ(34=ブラジル/アストラ・ファイト・チーム/61.3kg→60.85kg)
「I’m champion」
同級1位・金太郎(26=パンクラス大阪稲垣組/61.1kg)
「肉を切らせて骨を断つ」
※シウバは2度目の防衛戦
▼第10試合 フライ級 暫定キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分5R
同級1位・翔兵(33=升水組/56.6kg)
「俺のパンクラス愛を見せます、俺が王者になってパンクラス・フライ級を引っ張ります」
同級2位・上田将竜(31=緒方道場/56.65kg)
「全てを出し切ります。過去最高のPOISON噛まします!」
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