【パンクラス】北方大地、TKOで砂辺の“10年王朝”倒しストロー級新王者に
ライカが45秒で勝利▼第8試合 フェザー級 5分3R
●中島太一(パラエストラ東京/同級3位)
判定0-3(27-30、28-29、28-29)
○ユータ&ロック(秋本道場jungle junction/同級9位)
2012年ネオブラッドトーナメント・バンタム級優勝の中島は、4月大会でカイル・アグオンとのフェザー級正王座次期挑戦者決定戦に僅差の判定で敗れたが、結婚を機に一皮剥けたとの評も。
対するユータは2012年修斗新人王で、2015年のパンクラス初参戦では強豪の中原由貴にも勝利するなど堅い“ロックファイト”で現在まで8戦負け知らず。王座挑戦権を逃し仕切り直しとなった中島と、全勝のままタイトル挑戦に王手をかけたいユータの注目ファイトとなった。
1R、タックルからテイクダウンを奪うユータだが、中島は立ち上がり組みの体勢に持ち込む。ラウンド終了間際、スタンドでの打ち合いも互角で、ジャッジ裁定は2者がユータを、1者が中島を支持。
2R、右のミドルハイをヒットさせる中島だが、1R同様ユータに足を刈られテイクダウンから一気にサイドポジション、マウントを許す。立ち上がる中島になおもユータのテイクダウン→ポジションロックが襲い、ジャッジは3者ともユータを支持。
3R、形勢逆転を狙い組みからのテイクダウンに成功した中島に対し、脱出に成功したユータはお返しの豪快なテイクダウン。終盤にもしつこく足をとらえグラウンドに持ち込んだユータが、中島の動きを封じ判定勝利を収めた。
▼第7試合 フライ級 5分3R
〇ライカ(43=RIGHT THING ACADEMY)
一本 1R 45秒 ※チョークスリーパー
●グレイシ・ファリア(21=ATS TEAM/BRASIL)
プロボクシング世界3階級制覇の肩書きを持ち2014年に総合格闘技に転向。ここ2戦、パンクラスではブラジル人と対戦し1勝1敗の成績を残すが、今回3連続でブラジリアンとの対戦となったライカ。対するファリアは初来日で柔術とムエタイをベースに戦う21歳。「ヒジかヒザで1RKOを狙う」と語る。
長いリーチを活かし前蹴りやワンツー、ジャンピングパンチなどを繰り出すファリア。ファリアの右ストレートがヒットするもライカは慌てず、逆に左ジャブから右ボディストレート、最後に左フックというボクシング時代からの得意のコンビネーションを放つと、ファリアが尻もちをつくようにダウン! 飛び込んだライカはバックチョークで絞め上げ、電光石火の一本勝ちを奪った。
これまで34戦のボクシング試合、17戦の総合試合を戦ってきたライカだが、秒殺勝利はキャリア初。「これまで寝技の対処に自信がなくて打撃も思い切って出せなかったが、ようやく試合の中で得意のパンチを出せるようになってきた」と語り、パンクラス女子フライ級ランキング入りを目標にさらなる進化を誓った。
▼第6試合 フライ級 5分3R
●荻窪祐輔(K-PLACE/同級5位)
判定0-3
〇ボカン・マスンヤネ(FIGHT FIT MILLTIA)
▼第5試合 フェザー級 5分3R
●林大陽(CAVE)
TKO 3R 14秒 ※グラウンドのパンチ
〇コンバ王子(HMC JAPAN)
▼第4試合 ライト級 5分3R
△菊入正行(NEVER QUIT/同級8位)
ドロー 判定1-1
△岸本泰昭(総合格闘技道場コブラ会)
▼第3試合 フライ級 5分3R
●中村龍之(ロータス世田谷/同級7位)
一本 3R 4分29秒 ※リアネイキッドチョーク
〇NavE(Grand-Square)
▼第2試合 ライト級 3分3R
〇松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)
判定3-0
●平信一(綱島柔術)
▼第1試合 ライト級 3分3R
●小林裕(フリー)
KO 1R 1分34秒 ※スタンドのパンチ
〇雑賀 ヤン坊 達也(総合格闘技道場DOBUITA)
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