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【KHAOS】難聴の古宮晴がデビュー戦勝利「夢の持てない子に元気を」

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2020/04/04(土)UP

パンチを繰り出していく古宮(右)

K-1実行委員会
『KHAOS.10』
2020年4月4日(土)東京・新宿FACE

 4月4日(土)東京・新宿FACEで『KHAOS.10』が開催された。毎回異なるテーマで開催されるKHAOSだが、今回はK-1選抜とABEMA『格闘代理戦争』卒業生による“7対7 全面対抗戦”が行われた。また、新型コロナウイルスの影響で今大会は無観客試合で行われた。

ハイキックを蹴り込む古宮(左)

 対抗戦・大将戦では、K-1選抜・目黒翔大(20=優弥道場)と格闘代理戦争・古宮晴(16=昇龍會/SKR連合)が対戦した。それまでの対抗戦は3勝3敗で、この試合で対抗戦の勝敗を決することになった。

 目黒は第7回K-1アマチュア全日本大会のAクラス-60kg優勝者で前々回の『格闘代理戦争』にも出場している。対する古宮は難聴のハンデがありながら『格闘代理戦争』で史上初の3タテを達成、今回がプロデビュー戦だ。

 1R、ステップを使って動き回る古宮に対して、サウスポーの目黒が遠い距離からの左フックをヒットさせ、左ミドルを蹴り込む。古宮は、離れ際に右のハイキックを繰り出して前蹴りで突き放す。2Rは目黒が飛び込みの右フックをヒット。古宮は前蹴りで突き放し、左に回って効果的に細かいパンチからの右ミドルと手数を重ねる。

 3Rになると、前日会見で目黒が語っていたような近距離での打ち合いが展開される。目黒が前進して左右のフックを振るうと、古宮がそれに合わせて右ストレートを伸ばす。終盤になるに従ってスタミナ切れが目立つ両者。目黒が左ミドルを当てて右のパンチを繰り出す。古宮は目黒の前進に合わせて前蹴りやミドル、コンパクトな右フックをヒットさせる。打ち合いの中で終了のゴング。

 判定で勝利した古宮は「3勝3敗で回ってきて全然自分の実力出せなくて、すごく悔しいです。これからもっと強い選手とやってレベルアップした自分も見せていきたいです。今日はありがとうございました」とファンにメッセージを送った。

 試合後のインタビューで古宮は「大人の障害者でも、苦労してたりとかそんな話を聞いたりしてたので、夢が持てない子にも自分がこういう舞台で輝いて夢を与えて元気を与えられるような選手になりたいです」と今後についても語った。

▼古宮の4.4『KHAOS.10』大将戦、プロデビュー戦の動画

▶次ページは副将戦・山浦力也(K-1)vs稲垣澪(格闘代理戦争)

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