【ONE】王者ペットモラコットがTKO勝利で2度目の防衛成功、イシゲ・リカは痛恨の3連敗
ONE Championship
『ONE: A NEW BREED III』
2020年9月18日(金・日本時間)
タイ・バンコク インパクト・アリーナ
photo by ONE Championship
▼メインイベント・ONEフェザー級ムエタイ世界タイトルマッチ
○ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ/王者)
TKO 3R 2分57秒 ※左ストレート
●マグナス・アンダーソン(スウェーデン/挑戦者)
※ペットモラコットが2度目の防衛に成功
「ONEムエタイ・フェザー級タイトルマッチ」は、王者のペットモラコット・ペッティンディーアカデミーが、挑戦者のマグナス・アンダーソンと2度目の防衛戦に挑む。
ルンピニースタジアムで2階級を制覇した実力者のペットモラコットは今年7月31日に行われた『ONE: NO SURRENDER』で、WBCムエタイ世界スーパーウェルター級王座、ルンピニースタジアム認定ウェルター級王座をはじめ、計8冠王に輝いたヨードセングライ・フェアテックスと対戦。長いリーチを活かした戦術で判定2ー0で勝利し、初防衛に成功した。
対する挑戦者はスウェーデンからの刺客アンダーソン。タイ・プーケットにある「レボリューション・ムエタイ・プーケット」に所属し、プロ戦績は41勝11敗。ライオンファイトのスーパーウェルター級王者に輝いている。
1R、序盤は長身を活かしたアンダーソンが遠い間合いから右のミドル、奥足のインローと積極的に攻める。一方のペットモラコットは王者の余裕か、アンダーソンの攻撃を受けながらゆっくりと攻める。サウスポーのペットモラコットは左ミドルと左ハイキックを繰り出し、そのスピードにアンダーソンは反応ができない。ペットモラコットは徐々に距離を縮め、組み相撲からヒジを出す攻撃で、試合の主導権を握る。
2R、早くもペースアップのペットモラコット。左のハイとミドルを警戒するアンダーソンに対し、ジャブから左ストレート&ヒジと怒涛の攻め。対応が遅れるアンダーソンはガードを固めるが、オープンフィンガーの隙間から、何度もクリーンヒットを被弾する。かなりのダメージを負ったか、アンダーソンがコーナーやロープ際で棒立ち状態になる場面が。
3R、このラウンドを落とすと後がないと感じたか、アンダーソンが序盤からミドルを蹴って活路を見出そうとする。しかし、ペットモラコットの猛攻は止まらず、左の攻撃は完全にアンダーソンを捕らえ、ヒジがヒットしたアンダーソンの顔面から流血が。終盤、ペットモラコットの左ストレートが入り、アンダーソンが遂にダウン。立ち上がるも、ペットモラコットが仕留めにかかり、再び強烈な左ストレートがアンダーソンの顔面に直撃し、レフェリーが試合を止めた。圧倒的な勝利でペットモラコットが僅か1ヶ月半で2度目の防衛に成功した。
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