【パンクラス】新星・中田大貴が“前田日明の愛弟子”Ryoとの激闘を制す、4年ぶり復帰のロッキー川村2が初回KO勝利
▼コーメイン ミドル級 5分3R
○ロッキー川村2(川村亮)(パンクラスイズム横浜/第11&13代同級王者、2006年NBT Lヘビー級優勝)
KO 1R 3分03秒 ※パウンド連打
●荒井勇二(GUTSMAN/同級2位、2020年NBT同級優勝 )
川村はパンクラスの第4代ライトヘビー級王者、第11&13代ミドル級王者。前戦は17年11月のミドル級タイトルマッチで、その前の王座決定戦で破った新村優貴と再戦し、TKO負けで王座を陥落した。以降はプロレスラーとしての活動が主となっていたが、今回、約4年ぶりに選手としてパンクラスに戻ってくる。
対する荒井は07年にプロデビュー。DEEPやHEATなどで戦った後にパンクラス参戦。前戦となる昨年12月の内藤由良戦では初回KO負けを喫しており、今回が再起戦となる。パンクラス戦績は4勝3敗。
試合は1R、序盤からフェイントを混ぜながら圧力をかけ続ける川村。川村が左ミドルを放つと荒井がキャッチ。柔術黒帯の荒井がバックから組みつき、寝かそうとするが失敗に終わる。ケージ際の攻防、川村の右フックをもらい、荒井が片ヒザをマットに。
パンチラッシュの川村に対し、荒井がタックルを仕掛けると、川村がそれに合わせて、カウンターのヒザ蹴り!前のめりに倒れる荒井に、川村が追撃のパウンド連打。レフェリーが試合を止めた。
川村は勝利者インタビューで発した言葉は、4回連呼した「エイドリアーン」のみ。MMA5年ぶりの嬉しい勝利だが、最後まで“ロッキー”キャラの姿勢を貫いて見せた。
▼第7試合 ライト級 5分3R
●林源平(和術慧舟會Iggy Hands Gym/同級3位)
判定0-3 ※27-30、28-29×2
○葛西和希(マッハ道場/同級7位)
ライト級3位の林とABEMA「格闘代理戦争 2nd Season」のトーナメントに参戦経験のある同級7位の葛西が激突。葛西は今年2月のRoad to ONEで修斗&ONEウォリアーシリーズを主戦場にする長田拓也にTKO勝利を飾っている。
試合は1R、林が左ジャブ、右ローを的確にヒット。葛西は出入りしながらパンチを返していく。オープンスコアのジャッジは2-1で林。
2R、林が左フックを当て、葛西からダウンを奪いパウンド連打。葛西は立ち上がり、お返しとばかりにテイクダウンに成功。巧みにグラウンドコントロールする葛西。林が左目尻をカットし流血。葛西が得意の肩固めを2度もトライ、極まりかかるも、惜しくも極めきれず。ジャッジは三者ともに、巻き返した葛西を支持。
3R中盤、葛西がテイクダウンに成功しバックコントロール、パウンドを数発落とす。残り15秒、両者が足を止めて殴り合いタイムアップ。
結局、判定3-0で葛西が自身より上のランカーの林を下した。
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