【UFC】佐藤天が悔しい判定負け、ネルソンの寝技地獄に実力を発揮できず

2022/03/21（月）UP
（最終更新：2022/03/21 12:15）

WME-IMG
『UFCファイトナイト・ロンドン
2022年3月20日（日本時間）英国ロンドン O2アリーナ
▼ウェルター級
○グンナー・ネルソン（アイスランド）
判定3-0　※三者共に30-26
●佐藤天（日本）

【フォト】佐藤のUFC3勝目ならず！ネルソンの寝技地獄に苦しむ

　佐藤はパンクラスで活躍した後、19年4月にUFC初参戦しTKOで白星デビュー。現在UFC戦績は2勝2敗となっており、今回はUFCとの契約更新後の重要な初戦だ。

　対戦相手のネルソンは、剛柔流空手をバックボーンに数々の柔術大会で入賞。伝統派空手独特の直突きから、組んでテイクダウンを奪うなど空手と柔術を融合させたスタイルと強さで注目された。UFC戦績は8勝5敗。2連敗の中、約2年半ぶりの試合とあって、こちらも負けられない戦いだ。

　1R中盤、ネルソンがボディロックで佐藤をテイクダウンし、バックテイク。四の字フックで背後から佐藤の顔面にパンチを当てる。

　2R、ジワジワとプレッシャーをかけ、佐藤だが、ネルソンの懐に飛び込めない。逆にネルソンの広い射程圏内に佐藤が入ると、ネルソンが右ストレート、右ミドルを当てる。

　中盤、ネルソンがカウンターのタックルでテイクダウンに成功。再びバックを奪い、背後からパンチを連打。1Rと同じ展開でネルソンが試合の主導権を完全に握る。

　最終3R、後のない佐藤は積極的に組みつき活路を見出そうとするが、ベテランのネルソンにいなされる。再びテイクダウンからバックを奪われ、背後からパンチ連打。続くネルソンのリアネイキッドチョークを仕掛けながらのパウンドに、佐藤は防戦一方のまま。

　結局、試合序盤から主導権を握ったネルソンが判定3-0で勝利。佐藤は本来の実力を発揮できないまま、UFC3勝目を逃した。

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