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【イノベーション】王者・岩浪悠弥が元山祐希を下し初V、神助が平松侑にKO勝利で新王者に

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2022/07/10(日)UP

Japan Kickboxing Innovation
「RESISTANCE-7」
2022年7月10日(日)東京・品川インターシティホール

岩浪(左)が元山(右)に左ミドルを見舞う

▼第13試合 ダブルメインイベント2 INNOVATIONスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
〇岩浪悠弥(橋本道場/INNOVATIONスーパーバンタム級王者)
判定2‐0 ※50‐48、48-48、49-48
●元山祐希(武勇会/同級3位/挑戦者)
※岩浪が防衛に成功

前蹴りを放つ岩浪

 岩浪は“INNOVATION絶対王者”の6冠王。これまで今回防衛を目指すINNOVATIONスーパーバンタム級王座、WBCムエタイ日本フライ級王座、ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王座など数々のタイトルを獲得してきた橋本道場主力の一角だ。日本最高峰レベルのディフェンス能力を誇り、キャリア中盤までは判定勝ちの連続だったテクニシャンだが、ここ最近はKOを連発するハードヒッターとなった。日本軽量級最高峰の一戦となった20年10月29日の石井一成戦にはTKOで敗れ、そこから怪我など諸事情により、戦線長期離脱。今回は、約1年9カ月ぶりの復帰戦となる。

 対する元山は、INNOVATION興行や岡山ジム主催興行、チャクリキジャパン興行などでこの数年活躍してきた純正ランカー。今年3月、岡山で地元の気鋭・MASAKINGにINNOVATIONスーパーバンタム級王座次期挑戦者決定戦で判定勝利し挑戦権を獲得した。

 1Rから岩浪は左三日月蹴り、右ローをテンポよく当てペースを握る。元山も前に出て右ミドルを返すが、岩浪の主導権のまま。2R、基山は左フックを当て前に詰めるものの、岩浪は組み付いて連打を許さず。ボディストレート、三日月蹴りを元山に当てていく。

 3R、元山はパンチを出しながら強引に距離を詰めていき、岩浪は組み付いて対処するが徐々に疲れを見せ始め手数も減る。ここまでは、1、2Rを取った岩浪をジャッジ二者が支持、一者はドロー。

 4Rも変わらず前に出る元山に、岩浪は左ミドルを当てては組み付いてペースを握らせない。

 5Rもパンチを振る元山に、岩浪は左ミドル、組んでのヒザを徹底して当てていき試合終了。

 判定2‐0で防衛に成功した岩浪は「怪我とか色々あって今回1年以上ぶりの試合になりました。復帰戦が防衛戦になりプレッシャーとか色々とあったのですが、いい練習ができたのでこうやって結果を残すことができました。観ている皆さんはまだまだだと思ったかと思いますが、また強くなっていき、イノベーションを盛り上げていきたいと思います」とマイクアピールした。

▶︎次ページは、平松侑vs.神助

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