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【イノベーション】1年9か月ぶり復帰の6冠王・岩浪悠弥が元山祐希相手に防衛戦「このベルトは手放しません」=7.10

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2022/07/06(水)UP

岩浪悠弥vs元山祐希

 2022年7月10日(日)に東京・品川インターシティホールで開催される『Z RACING PARTS presents RESISTANCE-7』の[ダブルメインイベント2 INNOVATIONスーパーバンタム級(55.34kg)タイトルマッチ 3分5回戦]で対戦する王者・岩浪悠弥(橋本道場)と挑戦者・元山祐希(武勇会)のインタビューが主催者より届いた。

 岩浪は“INNOVATION絶対王者”と呼ばれる6冠王。日本最高峰レベルのディフェンス能力を誇り、キャリア中盤までは判定勝ちの連続だったテクニシャンだが、その後はKOを連発するハードヒッターとなった。
 20年10月の石井一成戦にTKOで敗れ、そこから怪我など諸事情により戦線長期離脱。今回は約1年9か月ぶりの復帰戦で防衛戦となるが「このベルトは手放しません」と思い入れの強いINNOVATIONスーパーバンタム級王座を守ると宣言している。

パンチを当てる岩浪(2018年7月)

 欠場中は長年患っていた故障の治療に専念しつつ、フィットネスキックの主催や指導など、自分の練習以外にも力を入れてきた。試合に向けての練習に追われることなくじっくりと自分と向かい合う時間ができ、良かった面が沢山だと振り返る。

 挑戦者の元山に対しては「テクニックに長けているわけではありませんが、気持ちが強くて常に好ファイト、あの根性は要注意」「間違いなくスポーツマンシップのある好漢」と評する。

 元山は次期挑戦者決定戦前のインタビューで「武勇会“橋本道場キラー”の伝統を継ぎたい」との発言をしていた。所属する武勇会の師匠・河野雄大は、かつて橋本道場の山本佑機からベルトを奪っており、他にも武勇会の梶田義人、狂平も橋本道場の選手に勝利しベルトを巻いていることからの発言だ。

蹴りを放つ岩浪(2017年8月)

 この“橋本道場キラー”発言には「僕の誇り、橋本道場の看板にアヤをつけることだけは我慢なりません」と岩浪は憤る。

 先月は同門の花岡竜がRISEで勝利、今月末には同じく同門・安本晴翔のRISE出場も決まった。同僚の躍進も刺激になっていると言う岩浪は「橋本道場にいて師範の薫陶通りに動いて勝てば、何をどうしたって絶対に輝けます。それがTHE MATCHのような夢の舞台でも勢いのあるRISEでもどこでも、肘打ちや首相撲のあるなしなどルールも何だって構いません。この不沈艦に乗って結果を出せば自ずとベストの道が拓けることを僕は知っていますから」と熱い道場愛を語り、「そうやって信じて練り上げた強い姿を久々にリングでお見せできることが嬉しいです」と意気込んだ。

▶次ページは挑戦者・元山祐希インタビュー「こちらが有利な点なんて何もないですから」

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