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【イノベーション】青木洋輔、梅田勇一との接戦制しWBCムエタイ日本王座奪取、RISE出撃アピール

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2023/07/09(日)UP

梅田(右)との接戦を制し、新チャンピオンに輝いた青木(左)

JAPAN KICKBOXING INNOVATION
『Z RACING PARTS presents RESISTANCE-12』
2023年7月9日(日)東京・品川インターシティホール

▼メインイベント(第7試合) WBCムエタイ日本ウェルター級王座決定戦 3分5R
●梅田勇一(BLITZ/INNOVATIONウェルター王者)
判定0‐3 ※47‐49、47-49、48-49
〇青木洋輔(大和ジム/NJKFウェルター級王者)
※青木が新王者に

 今年2月のINNOVATIONウェルター級王座決定戦でランボー・マスターズピットに勝利して同タイトルを獲得した40歳の梅田がWBCムエタイ日本タイトルに挑戦。この王座決定戦で対する青木は、洋輔YAMATOのリングネームでNJKF王座を2020年に獲得。その後、RIZINやRISEの大舞台でも活躍し“戦う塗装屋”の異名を持つ。11戦9勝2敗の好戦績を誇る梅田に対し、青木は25戦12勝(3KO)10敗3分と倍以上の戦績を持つ。

 1R、右フック、ワンツーを当てる梅田の前に、青木は早くも鼻血を出し劣勢の印象。2R、お互いにカーフキックを蹴り合う中、パンチの打ち合いでは梅田がカウンターのヒジも当て青木は左目が塞がる。青木は押され気味ながらも首相撲を仕掛けていく。

 3R、左ミドルの梅田に、青木は右カーフをこつこつ当てて動きを止めると組んでのヒジ・ヒザを当て巻き返していく。ジャッジ二者はドロー、一者は青木を支持。

 4R、疲れが見え始めた梅田に、青木はしつこく組み付いてヒザを当てて流れを引き寄せる。

 最終R、ミドルを当てる梅田に、青木は右ハイをクリーンヒット。首相撲を仕掛ける青木はヒジ、ヒザを当てて梅田を追い込む。最後まで青木が組んで展開で主導権を握り、判定勝ちした。ベルトを巻いた青木はRISE参戦をアピールし、タイトル奪取を目標に掲げた。


ランボー(右)を判定で下した佐藤界聖(左)

▼セミファイナル(第6試合) ジム対抗戦 ウェルター級(66.68kg) 3分3R
●ランボー・マスターズピット(タイ/マスターズピット/INNOVATIONウェルター級2位)
判定0‐3 ※27‐29、28-29、28-29
〇佐藤界聖(PCK連闘会/聖域統一ウェルター級王者)

 44歳のランボーは2月のINNOVATIONウェルター級王座決定戦で梅田勇一に敗れ、4月の涼矢戦でも判定負けを喫し、今回は再起戦となる。対するは佐藤は聖域(サンクチュアリ)の看板王者で12戦9勝3敗の好成績を誇る。

 1R、佐藤はノーモーションの右ストレート、ワンツーを当てるとパンチ連打もお見舞いしランボーを追い込む。

 2R、ランボーのローブロー気味のミドルで佐藤がしゃがむと一気にランボーはラッシュを仕掛ける。劣勢の佐藤は3R、焦る気持ちからか倒れたランバーに反則の蹴りを見舞いレッドカード(減点1)。疲れの見えるランボーに、佐藤が右ミドル。さらに右ローも効かせて追い込んだが時間切れ。佐藤が判定勝ちした。

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