UFC史上に残る大逆転劇!ウスマンが衝撃の失神KO負け、エドワーズが死角からのハイキックで新王者に
8月21日(日本時間)に米国ユタ州ソルトレイクシティで開催された総合格闘技イベント『UFC278』メインイベントのウェルター級タイトルマッチはUFC史上に残る逆転劇となった。
挑戦者で同級2位のレオン・エドワーズ(30=ジャマイカ)が劣勢の中、試合残り1分、王者カマル・ウスマン(35=ナイジェリア)を一発逆転のハイキックで倒し、新王者に輝いた。
【動画】歴史に残る大逆転KO!ウスマンがハイキック一撃で失神
エドワーズは英国MMA団体『BAMMA』の元ウェルター級王者。現在10戦無敗(9勝1無効試合)の快進撃中で、昨年6月の前戦では強豪ネイト・ディアスと対戦し、顔面流血を呼び込むなど快勝した。
対するウスマンはUFC史上初のアフリカ出身王者で、現在19連勝中で5度の防衛に成功。UFCでも14戦全勝と無敵の強さを誇り、パウンド・フォー・パウンドランキングでも1位の絶対王者だ。両者は15年12月に対戦し、その時はウスマンが判定勝利していた。
試合は1R中盤過ぎ、エドワーズが外掛けでテイクダウンに成功し、マウントポジションを奪取。そこから背後に回ると4の字ロックでチョークを仕掛ける。ウスマンは極めさせないが、予想外のウスマンのピンチに会場がどよめく。
しかし、2Rから王者ウスマンが本領発揮。金網を背にするエドワーズに対し、フルスイングのフックやアッパーを当てダメージを与える。残り30秒、ウスマンがテイクダウンに成功し、上からパウンドを落とす。
この流れで3、4Rもウスマンが試合をリード。スタンド展開では自分の距離で攻勢し、強力な両足タックルでテイクダウンを奪うと、トップからパウンドを落とし続ける。
最終5R、ここまでの劣勢からKOか一本でないと勝利のないエドワーズだが、ウスマンの止まらない攻勢に手が出ない。このままウスマンのV6確定と思われたが、試合残り1分、まさかの結末に。
エドワーズが左ストレートから手を伸ばしたまま、左ハイキックを炸裂!死角からの一撃でウスマンが失神ダウン。レフェリーが試合を止めた。
エドワーズの衝撃の大逆転KO劇に会場は大歓声。新王者となったエドワーズは「俺をみろ、パウンド・フォー・パウンドを倒した。やることをやって鍛え上げてきた。人生をかけてここまできたんだ」と、喜びを爆発させた。
WME-IMG
『UFC 278』
8月21日(日本時間)米国ユタ州ソルトレイクシティ /ビビント・アリーナ
▼ウェルター級タイトルマッチ
●カマル・ウスマン(ナイジェリア)
KO 5R4分4秒 ※左ハイキック
○レオン・エドワーズ(ジャマイカ)
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