【UFC】スターリングがパウンドTKOでV2達成!元王者ディラショーを圧倒
2022年10月23日(日本時間)アラブ首長国連邦・アブダビ /エティハド・アリーナで開催された総合格闘技イベント『UFC 280』のバンタム級タイトルマッチにて、王者アルジャメイン・スターリング(米国)が挑戦者で元王者のT.J.ディラショー(米国)をTKOで下し、2度目の防衛に成功した。
【動画】王者スターリング、パウンド連打でディラショーをTKOした瞬間!
王者スターリングはレスリングをベースに持ちながらローキックなど打撃も得意とするオールラウンドファイター。18年から5連勝すると、昨年3月に当時の王者ピョートル・ヤンに挑戦。ヤンの反則(グラウンド状態でのヒザ)失格での勝利で王座を奪取。今年4月のダイレクトリマッチではグラウンドで有利に進めヤンのリベンジを退けている。
対するディラショーは元バンタム級王者。変則的なステップと常に動き続ける豊富なスタミナを持ち、立っても寝てもフィニッシュできる穴のないファイターで14年と18年、2度に渡り王座を獲得。
前戦となった21年7月にはドーピング違反によるサスペンドから2年ぶりの復帰戦でコリー・サンドヘイゲンを下したがその後ヒザの手術でまたも長期離脱。今回は1年3か月ぶりの試合となる。
1R、パンチ、ローキックを交錯させるとスターリングが片足タックルでテイクダウン。するとディラショーは何かアクシデントがあったか苦悶の表情を浮かべる。マウントへ移行したスターリングは強烈なパウンドを連打。
ディラショーが防戦一方となるとスターリングはバックへ回りチョーク狙い。何とか逃げるディラショーだがスターリングはチョーク狙いの合間に何発もパウンドを打ち込む。
2R、スイッチを繰り返しながらトリッキーなパンチを繰り出すディラショーだがスターリングがタックルでテイクダウンに成功。起き上がろうとするディラショーにパウンドを落とし、ディラショーが立ってくるとがぶってダースチョーク。これを外したディラショーは立つが、肩を痛めているのか自分の左手を引っ張る動き。
スターリングはあっさりテイクダウンを奪うとマウント、バックと移行し、上からパウンドを連打。動けないディラショーを見てレフリーが試合をストップ。スターリングが一方的な展開でTKO勝利し、2度目の防衛に成功した。
試合後のインタビューでスターリングは、ディラショーの肩の異変に気付いたかと聞かれ、「知らなかった。彼はダメージを与えても反撃して来るタイプだから油断できなかった。今日は戦争になると分かっていたが、しっかりと勝てた。誰がチャンピオンだかこれでよくわかっただろう」とコメント。
一方敗れたディラショーは「4月に肩を痛めていて、トレーニングキャンプでも万全ではなかったし、試合中も痛めてしまった。でも分かっていたことだし、相手が良くやったということだ。また時間をおいてベルトに挑戦したい」と語った。
WME-IMG
『UFC 280』
2022年10月23日(日本時間)アラブ首長国連邦・アブダビ /エティハド・アリーナ
▼UFC バンタム級タイトルマッチ
〇アルジャメイン・スターリング(米国/王者)
TKO 2R3分44秒 ※パウンド連打
●T.J.ディラショー(米国/挑戦者)
※スターリングが2度目の防衛に成功
▶︎次ページは【動画】王者スターリング、パウンド連打でディラショーをTKOした瞬間!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【テレビ・配信】10.23『UFC 280』オリベイラvsマカチェフ、スターリングvsディラショーのWタイトルマッチ生中継・放送・配信情報
・マクレガーが驚きのマッスル化!太すぎる首に「チョークも極められない!」と驚きの声
・48歳ミルコ・クロコップがムキムキマッスル!強靭な肉体に現役復帰を望む声も
・【UFC】“ヌルマゴ親友”マカチェフ、前王者オリベイラに肩固めで一本勝ち!ライト級新王者に
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!