【KROSS×OVER】新設の組技部門『Level-G』で世羅智茂が勝利、メインはダウン奪い合うドロー
KROSS×OVER実行委員会
『(有)新羅ガーデン presents KROSS×OVER -Extra.2-』
2022年11月27日(日)東京・ GENスポーツパレス
11月27日(日)に東京・ GENスポーツパレスで『KROSS×OVER -Extra.2-』が開催され、今大会もMMAやキックボクシング、グラップリング、そして恒例のジュニア戦士達によるジュニアムエタイマッチと様々なルールの試合が行われた。
また、同日昼には『KROSS×OVER -NEXT.3-』や新設された組技部門『Level-G』のアマチュア大会も行われ、多くのアマチュア選手たちが鎬を削った。
▼第12試合 Level-G サブミッションオンリーグラップリング -74kg FIGHT 10分1R
〇世羅智茂(CARPE DIEM BJJ)
判定3-0
●寒河江寿泰(今成柔術/トイカツグラップリング東中野)
高橋“SUBMISSION”雄己がプロデューサーとして新しく旗揚げしたグラップリング団体『Level-G』の一戦。『Level-G』は組技歴1年未満の初心者から世界を目指すハイレベルな上級者まで、自身のレベルに合わせたクラスでの出場が選定可能となっている。
上からパスガードを狙う世羅と、下からサブミッションを狙う寒河江という図式になり、2回サイドポジションを奪うなど試合を優勢に進めた世羅が判定で勝利を収めた。
▼メインイベント 第17試合 PRO-KICK -85kg FIGHT 3分3R
△GUNTHER KALUNDA(コンゴ民主共和国/Tri.H studio)
ドロー 判定1-0 ※28-27、28-28×2
△中平 卓見(北眞館)
※1R、中平が顔面への飛び膝蹴りでダウン
※3R、GUNTHERが左ストレートでダウン
1R、サウスポーに構えるGUNTHERが、開始直後から強烈な左右のパンチラッシュを仕掛ける。GUNTHERは顔面だけでなくホディにもパンチを叩き込み、中平は防戦一方。中平はガードを固めて凌ぐが、GUNTHERは強烈な右アッパーをクリーンヒットさせ、ぐらついた所に顔面への膝蹴りでダウンを奪う。中平は何とか立ち上がると、ガードを固めながらローキックで戦局の打開を狙っていく。
2R、中平はGUNTHERのパンチに合わせて空手仕込みの重いローキックを放ち、攻撃を貰いながらもヒットを重ねて行く。すると明らかにGUNTHERの手数が落ちはじめ、中平が押す場面も。
3R、足に深いダメージを負った GUNTHERはパンチの連打で攻めるが、中平は鼻血を出しながらも踏みとどまり、一進一退の攻防となる。このまま試合が終わるかと思われたが、ラウンド終了間際に中平のパンチが顔面にクリーンヒットし、GUNTHERがダウン。ダメージが見られるGUNTHERに中平が襲い掛かるが、そのまま試合終了。結果はジャッジに委ねられ、ダウンを1度ずつ奪いあった激闘はドローとなった。
▼セミファイナル 第16試合 PRO-KICK -53kg FIGHT 3分3R
〇水野 一矢(リバーサルジム久喜WINGS)
判定2-0 ※29-28×2、28-28
●大久保 峻(修徳会)
1R、水野がガードを高くあげ、大久保にプレッシャーをかける。しかし大久保はステップを上手く使い、パンチとローキックのコンビネーションでヒットを重ねて行く。このまま大久保のペースが続くかと思われた所に水野が渾身の右ストレートで大久保からダウンを奪うが大久保は立ち上がり、初回を終える。
2R、初回と同じく水野がプレッシャーをかけ、大久保がフットワークを使いながらパンチとローキックで攻めて行く展開。大久保のローキックが多くヒットし、水野の太股が赤くなる。
3R 、最終回も同じような展開になり、お互い決定打がないまま試合が終了となった。結果はジャッジ2名がダウンを奪った水野を支持。水野が見事復帰戦を勝利で飾った。
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