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【Krush】中島千博、西元也史からダウンを奪い王座初防衛! 山本直樹はボディ連打で復活KO勝利

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2022/12/18(日)UP

森坂(右)は得意の回転系の技で稲垣(左)を攻略した

▼第7試合 Krushフェザー級/3分3R・延長1R
〇森坂陸(エスジム)
判定3-0 ※三者ともに30-29
●稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)

 森坂はムエタイの仕込みの蹴り技とバックブローなど回転技も得意とするトリッキーなファイター。17年のKHAOSでは江川優生から勝利を収め、20年のKrushフェザー級王座決定トーナメントでは準優勝をの実力を持つ。前回は9月に西京春馬を判定で下した。

稲垣はヒザ蹴りやカーフキックでダメージを与えていった

 対する稲垣は20年にプロデビューすると、鋭いパンチのスキルと強烈なヒザ蹴りを武器に、21年には第4代Bigbangフェザー級王者を戴冠。今年5月に寺田匠との無敗対決で敗れて初黒星。8月の岡嶋形徒との再起戦をKO勝利で飾った。

 1R、森坂は左右の動きながら左ミドルキック、右ロ―キックと左右の蹴りを出していく。稲垣はプレッシャーをかけながらヒザ蹴り、左右のフックで攻撃。連打に合わせて森坂のパンチがときおりヒットする時もあった。

勝利した森坂

 2R、森坂は前蹴り、ミドルキックと連続の蹴りで攻撃。稲垣は蹴り終わりを狙うが、森坂が動き回っているために的を絞りにくい。森坂は回転系の蹴りに、バックブローを加えてアタックを繰り返す。稲垣はフックを入れるも、なかなか自分のペースに持ち込めない印象。

 3R、稲垣は接近してのヒザ蹴りで攻撃。さらに打ち合いに持ち込む作戦か。森坂は接近戦でも打ち合う。左右のフックが稲垣を襲い、森坂は接近戦でも強いところを見せる。終盤には森坂のフックがヒットして、稲垣が腰を落としそうになる場面も。判定勝負となり、森坂が3-0で勝利をものにした。


伊藤(右)は鈴木(左)を攻略した

▼第6試合 Krushライト級/3分3R・延長1R
●鈴木翔也(OGUNI-GYM)
判定0-3 ※27-28×2、27-29
〇伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)

 鈴木は現NJKFライト級王者で現在2度目の防衛に成功中。元スーパーフェザー級王者であり、2階級制覇を成し遂げている。伊藤は、今年2戦しており、6月に南雲大輝からKO勝ち、9月は弘輝に判定負けを喫している。今回が再起戦となる。

激しく打ち合う2人

 1R、ローキックの蹴り合い。伊藤は顔面からボディへパンチを打ち分ける。鈴木もフックを返すが、これは伊藤がかわす。伊藤は右フックでダウンを奪う。立ち上がった鈴木は、左ボディを返す。

 2R、伊藤は右から左のパンチを返してKOを狙う。右が何回も入り、鈴木の動きが止まる。だが鈴木の右が入り、伊藤がダウン。立ち上がった伊藤は、そこまでダメージはないのかパンチで反撃した。

 3R、ダウンを奪い合った2人は、真っ向から打ち合い。鈴木は左右のフックで前進する。伊藤は攻撃を受け止めながらも、パンチから蹴りへつなげていく。とくにローキックがいい。上下、左右に攻撃を散らす伊藤。アグレッシブに攻める鈴木を止めて、判定3-0で勝者となった。

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