2022/12/18（日）UP
（最終更新：2022/12/19 07:04）

中島（右）は西元（左）からダウンを奪い、タイトル防衛に成功した

Krush実行委員会
『Krush.144』
2022年12月18日（日）東京・後楽園ホール
▼メインイベント（第9試合）　Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○中島千博（POWER OF DREAM/王者）※初防衛戦
判定3-0　※三者共に30-28
●西元也史（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者）
※中島が初防衛に成功

中島は右フックをヒットさせた

　中島は今年1月に第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝戦を制して王座を戴冠した。続く6月には『THE MATCH 2022』に出場もSB日本スーパーフェザー級王者の笠原友希に判定負け、同試合での負傷が尾を引き、9月の第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントへの出場は果たせず今回が約半年ぶりの試合となる。

　対する西元は勝利した14戦のうち12戦がKOというハードヒッター。今年9月に行われた第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントのリザーブファイトで、山本直樹に判定勝利、初の王座挑戦のチャンスを引き寄せた。

　1R、中島は前後に出入りしながら、カーフキック、前蹴りを顔面へ突き刺す。西元は接近しての左フックを放つ。バックステップでかわす中島は、後ろ廻し蹴り。これは空振りするも、中島の蹴りが西元の身体にダメージを与えていった。

西元はパンチだけではなく蹴りもうまく使っていたが、あと一歩足りなかった

　2R、中島は動きながら、蹴りを入れていく。蹴りと見せかけてのパンチが効果的に入る。西元は左ボディをヒット。中島は動いてかわしながら、蹴りを連打。サイドに構えて、横蹴りを入れながら右フックを放つなど、多彩な攻撃で揺さぶりをかける。

　3R、西元は前へ出てパンチを打っていくが、中島は構えを左右に変えながら距離をコントロールする。中島は蹴りと見せかけてのパンチも効果的だ。そして、打ち合いになると中島が右フックからの左でダウンを奪う。立ち上がった西元は逆襲に転じてパンチを打ち合いにいくが、さらに中島の右フックが入り、倒れそうになったところで試合終了のゴングが鳴らされた。判定は3-0で中島が勝利した。

ダウンを奪い、初防衛に成功した中島。レオナ・ぺタスのところまで辿り着きたいという

　初防衛に成功した中島は、「1月のトーナメントで優勝してチャンピオンになり、12月にこうして勝ててほっとしています。6月のTHE MATCHで、なんで中島が出ているんだと言われて悔しくて、鼻を骨折して試合ができなくて。悲しませたくないなと思っていました。『俺の相手に相応しい勝ち方をしてほしい』とレオナ・ぺタスさんがネットに書いてあって、レオナさんに認めてもらう試合をしたいと思います」と挨拶した。

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