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【新極真会】入来建武が全日本3連覇、決勝の相手棄権で不戦優勝も圧倒の強さ「来年世界王者になる」

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2022/12/25(日)UP

順々決勝では加藤(右)の足技に合わせ下段蹴りを蹴り込む入来(右)

 入来は準決勝まで最も苦戦すると思われたのは準々決勝の加藤大喜(新極真・愛知中央支部)戦だった。加藤は20年の全日本準優勝者、前回の世界大会では3位に入っており、両者大きな山場となった。加藤は4回戦で極真会館(松井館長)の17年の全日本王者・高橋 佑汰(高橋道場)の足技に近距離でパンチで詰め、3-0の判定で下し勝ち上がってきた。

 試合では入来が序盤から圧力で前に行き加藤の足技を封じ、右の中段突き、左右の強烈な下段蹴りでダメージを与え、危なげなく本戦5-0で制した。

準決勝、入来が鳥原を下段蹴りで効かす

 準決勝でも鳥原隆司(新極真・宮崎中央道場)に序盤から突きと蹴りの連打で場外に出すなど圧倒、鳥原の上段前蹴りが入来の顔に触れるも入来は構わず強烈な突きからヒザ蹴り、そして下段蹴りを効かせ、本戦判定5-0で勝利した。

 優勝した入来は「世界大会の第一次選抜ということで必ず優勝して世界大会に臨むという気持ちで挑んだので嬉しい気持ちです。(9月の世界ウエイト制大会は3位だったがとの問いに)あの時は日本選手のキャプテンとして責任を果たせなかったので、今回必ず勝つという気持ちで臨みました」と語った。そして来年、4年に一度の体重無差別の世界大会代表に選ばれ「前回の世界大会では負けているので(決勝:島本雄二戦)必ず小さい時からの夢であった世界チャンピオンになります」と意気込んだ。

松井派の17年全日本王者の高橋(右)が蹴りで攻め、加藤は距離を詰めパンチで攻め3-0の判定勝ち

 入来が3ヶ月前に3位に終わった世界ウエイト制は5月にポーランドで予定されていたが、コロナ禍の関係で9月に変更に。全日本大会は1ヶ月後の10月に毎年恒例の東京体育館を押さえていたが、選手のダメージの回復を考え、12月に全日本大会を延期、東京体育館には空きがなくこの日に会場が空いていた代々木第二体育館で初開催となった。

 なお、女子は元世界王者の鈴木国博の長女の鈴木未紘(新極真・厚木赤羽支部)が初優勝、他団体ながら4連覇を狙う久保田千尋(久保田道場)に延長の末判定勝利し、新極真に王座を取り戻した。

 今大会では男子はベスト4、女子は優勝、準優勝者が世界の切符を手にした。
☆女子の試合結果、レポートはこちら

『第54回全日本空手道選手権大会』


男子
優勝 入来 建武(新極真会 東京城南川崎支部)
準優勝 後藤 優太(空手道MAC)
第3位 鳥原 隆司(新極真会 宮崎中央道場)
第4位 渡辺 優作(新極真会 世田谷・杉並支部)
第5位 落合 光星(新極真会 和歌山支部)
第6位 加藤 大喜(新極真会 愛知中央支部)
第7位 吉澤 穂高(新極真会 東京城南川崎支部)
第8位 後迫 龍輝(新極真会 大阪神戸湾岸支部)
敢闘賞 吉澤 穂高(新極真会 東京城南川崎支部)
技能賞 後迫 龍輝(新極真会 大阪神戸湾岸支部)

女子
優勝 鈴木 未紘(新極真会 厚木・赤羽支部)
準優勝 久保田 千尋(久保田道場)
第3位 浅古 麗美(一般社団法人 極真会館 埼玉県木村道場)
第4位 野邑 心菜(新極真会  世田谷・杉並支部)
敢闘賞 目代 結菜(新極真会  東京城南川崎支部)
技能賞 加藤 小也香(新極真会  愛知中央支部)

▶︎次のページは【フォト&動画】準決勝、顔面殴打でダウンのスロー映像、試合写真

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