【パンクラス】“筋肉モンスター”アキラが久米鷹介を下しライト級統一王者に!中島太一は田嶋椋に完封勝ち
▼第8試合 バンタム級 5分3R
〇田中路教(TEAM ALPHA MALE)
判定3-0 ※三者共に30-27
●笹 晋久(パラエストラ柏)
田中は柔道と柔術を学び、10年に修斗でプロデビュー。11年には修斗フェザー級新人王に。13年にグアムの『PXC』でバンタム級王座に就き、14年にはUFCと契約。UFCでは2勝3敗の戦績を残した。21年11月の『LFA117』でヒカルド・ディアスを判定3-0で下し、2年8ヶ月ぶりの復帰戦で勝利。昨年8月はアリ・ファリアスに判定1-2で敗北。
一方の笹は、2017年に修斗で村田康大からKO勝ち。同年9月スタートのバンタム級新人王決定トーナメントで、よしずみ、山城翔に連勝して修斗バンタム級新人王を獲得。翌18年に一條貴洋から勝利するも、加藤ケンジに判定負けを喫した。20年3月はDEEPでハシャーン・フヒトを判定で下して再起戦に勝利した。
1R、田中はパンチを打ちながら組み付き、テイクダウン。笹はケージを背にする。田中はポジションをキープしてじわじわと攻めるも、笹が立ち上がる。笹はワンツー。田中は組み付き、ケージに押し付ける。田中はケージに押しつけながらパンチを叩き込んだ。
2R、笹はパンチを打ちながら田中をケージに押し付ける。田中は、身体を入れ替えて、ダブルレッグでテイクダウンに成功。マウントポジションを奪った田中。笹が反転するとバックを奪い、田中がコントロール。そして田中が、パンチをコツコツ落として削りにかかる。
3R、劣勢の笹は打ち合いを挑むも、田中のタックルで再び寝技へ。パンチをコツコツ落す田中。笹は逃げるも、スクランブル合戦で田中がタックルからテイクダウンで寝技へ引き込んだ。最後まで田中が優勢のまま、試合終了。判定3-0で田中が勝利を収めた。
▼第7試合 ストロー級 5分3R
●藤野恵実(トライフォース赤坂)
判定0-3 ※三者共に28-29
〇エジナ・トラキナス(ROCHA TOP TEAM/BRASIL)
前ストロー級クィーン・オブ・パンクラシストの藤野は、21年9月の『RIZIN.30』で当時のRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加に判定負け、22年3月のタイトル戦でKARENにTKO負けで王座から陥落したが、同10月の渡辺彩華戦で判定勝利を収め、連敗から脱出した。
対するトラキナスは空手・ムエタイと柔術をベースにするアグレッシブなファイターで、通算戦績は10勝11敗1分。
両者は19年9月のパンクラス・女子ストロー級暫定王者決定4人トーナメント1回戦で対戦しており、その時はトラキナスの拳負傷により、藤井がTKO勝利を飾った。今回約4年ぶりの再戦となる。
1R、藤野はプレッシャーをかけるとトラキナスがインローキックで崩しにかかる。藤野はパンチ連打から組みつきケージに押し付ける。ここは離れると、再び藤野がパンチからケージ押し付けの攻防が繰り返される。トラキナスのパンチ強打が、ときおり藤野に襲い掛かる。
2R、トラキナスはローキックから右の強打を振り回す。藤野はローキックを何度ももらってしまう。だが藤野はパンチを打ちながら接近してケージに押し付け。トラキナスの右が襲い掛かるも、藤野もパンチを返して意地を見せた。
3R、藤野はパンチを打ちながらペースを掴みにいくも、トラキナスは耐える。ケージを背にするトラキナスは、藤野の攻撃をボディロックで防ぐ。藤野はスペースを空けてパンチを入れるも、トラキナスは組みついてディフェンス。藤野はパンチを打ちにいくも最後まで崩せなかった。判定は3-0でトラキナスが勝利をものにした。
▼第6試合 ライト級 5分3R
●松本光史(M PLATIC/同級2位、修斗 第12代世界ライト級王者)
TKO 2R1分01秒 ※左フック→レフェリーストップ
〇ヌルジャノフ・ルスタムベック(キルギス/SALAH/EFC(KYRGYZ)ライト級暫定王者)
松本は第12代修斗世界ウェルター級王者。19年10月のONE両国大会では現ライト級王者の久米鷹介に判定負け。その後、修斗の世界王座を返上し20年10月にパンクラスに参戦。昨年9月はアキラとの暫定王者決定戦で敗北し、今回が再起戦となる。
一方のヌルジャノフは、中央アジアのキルギス共和国出身ファイターでMMA団体のEFCライト級暫定王者だ。元々の体幹の強さを生かした強力な打撃を武器としており、組み技の対応能力にも優れ、総合力が高い。
1R、松本はローキックをタイミングよくヒット。ヌルジャノフはロ―キックにパンチを合わせる。ヌルジャノフのバックキックを放つも松本が潰す。ヌルジャノフは上になり、松本はハーフガード。立ち上がった両者。ヌルジャノフはバックについてボディロックから何度も抱え上げてマットへ落としていった。
2R、松本は鋭いジャブを入れていく。ヌルジャノフは、このパンチに合わせてワンツースリーとパンチを返す。そして、打ち合いからヌルジャノフの左がアゴを打ち抜き、松本がダウン。ヌルジャノフが鉄槌を落としに行ったところでレフェリーが試合をストップした。
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