【ベラトール】前王者ムサシが再起戦で判定負け、勝利のエドワーズは王者エブレンと睨み合い
5月12日(日本時間13日)にフランス・パリで開催された総合格闘技イベント『Bellator 296』メインイベントのミドル級マッチにて、前王者で同級1位のゲガール・ムサシ(37=オランダ)が同級2位のファビアン・エドワーズ(30=ジャマイカ)に判定負けした。
ムサシはDEEP、PRIDE、UFC、ベラトールと世界中の団体を渡り歩き、数々のベルトを獲得。キャリア49勝を誇るミドル級世界最高峰の一人だ。昨年6月に3度目の防衛戦に挑んだが、ジョニー・エブレンに判定負けし王座陥落。約11ヶ月ぶりの再起戦となる。
対するエドワーズは現UFC世界ウェルター級王者、レオン・エドワーズの兄。昨年はリョート・マチダ、チャーリー・ウォードら強豪勢を撃破し2連勝と勢いに乗っている。通算戦績は11勝2敗。
試合は序盤からスタンド打撃の攻防戦。エドワーズの鋭いジャブと的確なワンツーに対し、ムサシが関節蹴りやローキックで対抗するも、エドワーズのペースか。
2R、エドワーズが両足タックルでムサシからテイクダウンを奪うも、ムサシが上を取り返し、金網際でパウンドやヒザ蹴り。ヒザがエドワーズの顔面にヒットしたことが理由で一時中断する場面もあったが、ムサシがリズムを作り始めたか。
3R、エドワーズのジャブ、ヒザ蹴り、ローと素早いカウンター攻撃に反応が遅れるムサシ。圧力をかけ、手数を増やすムサシだが、エドワーズが自分の距離で的確に打撃をヒットさせる。
4R中盤、ムサシがエドワーズを抱え上げてテイクダウンに成功すると、すぐにマウントをとりチャンス。マウントを回避したエドワーズだったが、バックを取ったムサシから殴られ続ける。
最終5R、エドワーズが組みからムサシを倒し背後を奪うと、チョーク狙い。足4の字で動けないムサシは必死に抵抗するも、何も出来ずにタイムアップ。
結局、判定は三者ともに46-49でエドワーズ。終始、的確なパンチや蹴りをヒットさせ、最終Rで試合をコントロールしたエドワーズに軍配が上がった形となった。
試合後、会場観戦していた王者エブレンがベルトを肩に抱えケージイン。「素晴らしい戦いだったが、私はゲガールよりもっとタフな相手だぞ。戦った時に分かるさ」とエドワーズを挑発。するとエドワーズも「ベルトは俺のものだ」と言い返し、両者は激しく睨み合った。
『Bellator 296』
5月12日(日本時間13日)フランス・パリ
▼ミドル級マッチ
●ケガール・ムサシ(オランダ)
判定0-3 ※三者ともに46-49
○ファビアン・エドワーズ(ジャマイカ)
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