2023/07/22（土）UP
（最終更新：2023/07/23 09:52）

王者・璃明武（左）が初防衛に成功

Krush実行委員会
『AZABU PRESENTS Krush.151』
2023年7月22日（土）東京・後楽園ホール

▼【株式会社ランドハウジング Presents】第9試合　Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
〇璃明武（K-1ジム総本部チームペガサス）
判定3-0　※30-28×2、30-27
●永坂吏羅（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
※璃明武が初防衛に成功

璃明武がダウン奪取

　璃明武は21年の「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」を勝ち抜き、王座戴冠。
　昨年2月のK-1世界スーパー・バンタム級王座決定トーナメントでは準決勝で金子晃大にKO負け、6月の『THE MATCH 2022』では江幡睦に延長判定で敗れて、現在2連敗中だ。今回が初防衛戦となる。

　対する永坂は、テコンドーがバックボーンで、全日本選手権大会2連覇など輝かしい実績を残し、Krushのリングへ。今年5月には元Krush王者・吉岡ビギンを2R圧巻KOで下し、現在4連続KO勝利中と波に乗る。タイトルには初挑戦となる。

パンチで襲い掛かる永坂（右）

　両者は昨年11月にタイトルマッチが決定していたが、璃明武は怪我で欠場。今回は仕切り直しの決着戦となる。19年3月に両者は対戦しており、その際は璃明武が判定勝ちしている。

　1R、永坂がサウスポーで右ロー。璃明武はジャブで距離を測り、右ローを放つ。緊張感のある距離の取り合い。ローブローで一時中断も、再開後に永坂が飛び込んでの左ストレートを見せる。璃明武は右ローを強打する。

蹴りを放つ璃明武（右）

　2R、ロー、ミドルの蹴り合い。すると、璃明武が右の蹴りから、ドンピシャで左フックを合わせてダウンを奪う。スイッチしてワンツーを返す永坂に、璃明武はボディ打ち、ヒザ蹴り、三日月蹴りで攻めて攻勢に出る。

　3R、後がない永坂は左ストレートで自ら仕掛ける。璃明武は左ボディフック、ミドルを放つ。永坂は大振りのフック、璃明武は左ジャブでけん制し、左右フック、ローと攻撃を散らす。

璃明武（左）が勝利

　永坂は前に出たいが、璃明武のジャブが入る。璃明武がヒザ蹴りの際に掴んでしまい、警告が与えられる。永坂がパンチの打ち合いで勝負を仕掛ける。璃明武はこれに付き合わず、カウンターの左フック狙い。最後は永坂がハイキックで襲い掛かるも反撃ならず。

　ジャッジ3者はダウンを奪った璃明武を支持。璃明武が初防衛に成功した。

璃明武（中央）が初防衛に成功し、ラウンドガールとフォト撮影

　璃明武はマイクを持つと「勝ちました。会場へ応援に来てくれてありがとうございます。K-1のトーナメント、『THE MATCH』でも負けてしまって、初めて連敗して、怪我もあったのでチャンピオンになってからいい姿を見せられなかった。こうやって勝つ姿を見せることができて本当に嬉しいです」と勝利を喜んだ。璃明武の次の相手は誰か。

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