【Krush】空手王者・森田奈男樹とSBランカー璃久が計量パス、森田は空手とボクシング強化でKO宣言

2023/07/21（金）UP
（最終更新：2023/07/22 21:33）

　7月22日（土）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.151』の前日計量＆記者会見が21日都内にて行われた。第7試合の［Krushスーパー・ウェルター級（-70kg）/3分3R・延長1R］に出場する、元空手王者の森田奈男樹（エイワスポーツジム）は69.85kgで計量パス、対する璃久（HIGHSPEED GYM）は70kgで計量パスし、その後の記者会見に出席した。

【フォト&動画】森田と璃久が計量でムキムキマッスルポーズ、森田が後ろ回し蹴りでKOする映像も

　森田は、17年にフルコンタクト空手の統一団体JFKO（全日本フルコンタクト空手道連盟）の全日本選手権・軽重量級で優勝した空手出身のファイター。
　21年6月にKrushに参戦すると、ハイキック、後ろ廻し蹴り、上段前蹴りと空手技を駆使しダウン、KOを奪い4連勝（3KO）。昨年12月のK-1初参戦で、元ラジャダムナン4階級王者ジョムトーン・ストライカージムと対決し、KO負けしたが、今年3月のKrushでは山崎陽一から判定勝利を収めている。

　対する璃久はシュートボクシング（SB）を中心に活躍してきた選手で、現在もSBのサイトを確認すると、スーパーウェルター級の2位に位置している。今回がKrush初参戦で、戦績は10戦7勝（4KO）2敗1分だ。

　会見で璃久は「学生の頃から見てた団体だったので、まさか僕がここに来て戦うなんて思ってなかった。明日は1人でも多くの人に名前を覚えてもらえるようにインパクト残して上に行きます」とコメント。

 対する森田は「いつも通りしっかり自分を出して、前回出来なかったKOで決めたいと思います」とKO宣言した。

　璃久は自身の売りを問われると「気合と根性は負ける気しない。相手は空手でワケ分からんぐらい強くて、色んな大会でも優勝してるって聞いてる。技術はボロ負けだけど、気合と根性で3分3R行ったろうかなと思ってます」と森田の実力を認めつつ、気合十分な様子だ。それを受けて森田は「自分も空手では気合と根性も鍛えて来たつもりです」と返した。

　森田は現在も空手の練習をしているようで、森田の通う極真拳武會古賀道場の古賀裕和師範は、フルコンタクト空手の練習をすることで、打たれ強さや各部位の丈夫さにも自信が付くと語っている。フルコンタクト空手は顔面への攻撃は禁止されてるものの、素手素足で殴り合う過酷なもの。
　森田自身も「空手時代に活きてた技の練習もそうですけど、空手でしか味わえない組み手の刺激だったりを取り入れるために（現在も）練習に入れてます」と話した。

　さらに森田は現在、元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の赤穂亮にボクシングも教わっている。会見でも「得意なのは蹴りなんですけど、パンチもしっかり練習して来てるので、それを明日見せれれば」と意気込んでいた。

　明日、森田が空手の足技かボクシングのパンチでKOするのか、それとも璃久がKrush初参戦でインパクトを残すのか、見逃せない一戦となる。

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