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元UFC”悪童”ディアス大健闘もジェイク・ポールがダウン奪う判定勝利、「次はPFLでMMAだ!」互いに合意

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2023/08/06(日)UP

ジェイク・ポールがディアスに勝利した(getty)

 8月5日(日本時間6日)、米国テキサス州ダラスのアメリカンエアラインズ・センターにて、元UFC”悪童”ネイト・ディアス(38=米国)と世界的人気YouTuberのジェイク・ポール(26=米国)のプロボクシング[クルーザー級10回戦]が行われ、ジェイクが5Rにダウンを奪う判定勝利を収めた。
 負けたディアスも最後まで諦めずジェイクを追い詰めるシーンがあるなどボクシングデビュー戦にしては大健闘を見せた。

【フォト&動画】ディアスがダウンの瞬間、フロントチョークを仕掛けるシーンも

 ジェイクは今年2月、トミー・フューリーにスプリット判定で敗れ、キャリア初黒星を喫し6勝1敗。今回7勝目に挑んだ。ディアスは元UFC強豪でグレイシー柔術がベースのグラップラーだが、ボクシングスキルも高く、打たれ強いタフネスさも誇る。

ジェイク・ポールの左がヒット!これでダウンを奪う(DAZN Youtubeより)

 1R、序盤、互いに距離を測り様子を伺うが、1分を過ぎると、ジェイクのフック、ボディアッパーの連打がディアスの顔を捉えディアスはロープに詰められ、ここままダウンするかと思われたが耐える。

 2R、ディアスは打たれながらも至近距離から細かいパンチをジェイクに当て反撃。
 3Rはジェイクのフック連打で頭が横に折れるなど被弾が続く。

 そして5R、ジェイクの左フックでディアスがついにダウン。さらにジェイクが連打も耐え抜き2度目のダウンは免れる。

 しかし6R、やや疲れの見えるジェイクにディアスが圧力をかけ前に出続ける。ジェイクはアウトボクシングでパンチをヒットさせるがディアスは接近戦からパンチを連打しジェイクからヒットを奪う。

10Rに頭から突っ込むジェイクにフロントチョークを仕掛けたディアス(DAZN Youtubeより)

 ディアスの接近戦のパンチは破壊力こそないが、相手を消耗させポイント稼ぎにはなるだろう。以降のラウンドも被弾するもディアスの細かい反撃は続いた。

 最終10Rには攻勢を見せ追い詰めるシーンもあったディアス。頭から突っ込んでくるジェイクにフロントチョークを仕掛け、審判に注意されるシーンもあったが全ラウンドを戦い抜いた。

 判定結果こそ3-0(97-92、98-91、98-91)と大きく開いたが、ディアスのボクシングデビュー戦にしては大健闘だろう。

 試合後、リング上のマイクでジェイクはディアスに次の戦いについて「PFL(MMA団体)で1000万ドル、それがオファーだ。MMAでやろうぜ」と提案、ディアスもそれを承認し互いにグータッチを見せた。

 ジェイクは今年1月、総合格闘技の米国大手プロモーションの「PFL」と契約。選手としての契約内容は複数年の専属となり、初戦の相手候補としてネイト・ディアスの名前が挙がっていた。実現は年内か。この打たれ強さでジェイクの打撃を封じ、グラップリングで仕留めることができるか。

▶︎次のページは【フォト&動画】ディアスがダウンの瞬間、フロントチョークを仕掛けるシーンも

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