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【新極真・世界大会】女子は18歳・鈴木未紘が怒涛のラッシュで初優勝、“高速パンチ女子”目代結菜は3位に

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2023/10/15(日)UP

18歳・鈴木未紘(左)が怒涛のラッシュで初優勝

 フルコンタクト空手の“体重無差別”『第13回全世界空手道選手権大会』の決勝日が10月15日(日)東京体育館で行われ、女子では全日本王者・鈴木未紘(18=日本)が、昨年の世界ウエイト制 軽重量級3位・網川来夢(20=日本)に延長判定5-0で勝利。鈴木は03年世界大会優勝者・鈴木国博の息女で、親子2代での世界王座戴冠を達成した。

【フォト&動画】鈴木未紘が怒涛のラッシュ!初優勝する瞬間

 初日には全日本3度優勝の久保田千尋が、漢藍理に敗れる波乱も。しかし日本選手は勢い止まらず、2日目出場のベスト8には、第2シードの優勝候補・身長184cmのブリジタ・グスタイタイテ(リトアニア)以外は全て日本選手となっていた。

鈴木(左)と“高速パンチ女子”目代が激闘、延長戦で鈴木が勝利

 そのグスタイタイテも準々決勝で、網川に再延長で敗れ姿を消す。その網川は準決勝で藤原桃萌と対戦し、これも再延長まで続く激闘。体重判定で決勝へ駒を進めた。
 一方の鈴木は初日の3回戦でベテラン強豪・加藤小也香を延長で破り、準決勝では“高速パンチ女子”目代結菜とのスピードパンチ勝負で延長判定撃破、決勝へ進んだ。

 決勝は、鈴木が序盤から細かい突きで前に出る。網川は回り込んでは胸への突きやヒジ打ち、ロー、ヒザも。鈴木がノンストップの突きから左ローを放つと、網川の動きが一瞬止まる。本戦は網川に1本上がるも延長に。
 延長は鈴木が連打の合間に、手ごたえのあった左ローを混ぜてゆく。網川は下がらされ、パンチやヒザ蹴りに腰が入りにくそうだ。最後は鈴木がパンチ、ローで前進し、判定5-0で勝利。18歳の鈴木が、初優勝を勝ち取った。

インタビューに答える鈴木

 鈴木はマイクで「必ず自分が優勝すると決め、すべてを懸け望んできたので嬉しいと思います」と涙ぐむ。また「今世界ではまだ戦争をしている所があります。今まで勇気を与えられてきました。今度は自分が勇気を与える選手になりたいと思います」と英語でもメッセージし、会場を盛り上げた。

 また試合後のインタビューでは「次は第14回世界大会でも優勝し、連覇する、最強になりたい。もっともっと上に行きたい」と意気込んだ。

【第13回全世界空手道選手権大会 女子】
優勝 鈴木未紘
準優勝 綱川来夢
第3位 目代結菜
第4位 藤原桃萌
【The 13th World Championship Women】
1st place Mihiro Suzuki
2nd place Ramu Amikawa
3rd place Yuna Mokudai
4th place Momo Fujihara

▶︎次ページは【フォト&動画】鈴木未紘が怒涛のラッシュ!初優勝する瞬間

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