【新極真・世界大会】女子は18歳・鈴木未紘が怒涛のラッシュで初優勝、“高速パンチ女子”目代結菜は3位に
フルコンタクト空手の“体重無差別”『第13回全世界空手道選手権大会』の決勝日が10月15日(日)東京体育館で行われ、女子では全日本王者・鈴木未紘(18=日本)が、昨年の世界ウエイト制 軽重量級3位・網川来夢(20=日本)に延長判定5-0で勝利。鈴木は03年世界大会優勝者・鈴木国博の息女で、親子2代での世界王座戴冠を達成した。
初日には全日本3度優勝の久保田千尋が、漢藍理に敗れる波乱も。しかし日本選手は勢い止まらず、2日目出場のベスト8には、第2シードの優勝候補・身長184cmのブリジタ・グスタイタイテ(リトアニア)以外は全て日本選手となっていた。
そのグスタイタイテも準々決勝で、網川に再延長で敗れ姿を消す。その網川は準決勝で藤原桃萌と対戦し、これも再延長まで続く激闘。体重判定で決勝へ駒を進めた。
一方の鈴木は初日の3回戦でベテラン強豪・加藤小也香を延長で破り、準決勝では“高速パンチ女子”目代結菜とのスピードパンチ勝負で延長判定撃破、決勝へ進んだ。
決勝は、鈴木が序盤から細かい突きで前に出る。網川は回り込んでは胸への突きやヒジ打ち、ロー、ヒザも。鈴木がノンストップの突きから左ローを放つと、網川の動きが一瞬止まる。本戦は網川に1本上がるも延長に。
延長は鈴木が連打の合間に、手ごたえのあった左ローを混ぜてゆく。網川は下がらされ、パンチやヒザ蹴りに腰が入りにくそうだ。最後は鈴木がパンチ、ローで前進し、判定5-0で勝利。18歳の鈴木が、初優勝を勝ち取った。
鈴木はマイクで「必ず自分が優勝すると決め、すべてを懸け望んできたので嬉しいと思います」と涙ぐむ。また「今世界ではまだ戦争をしている所があります。今まで勇気を与えられてきました。今度は自分が勇気を与える選手になりたいと思います」と英語でもメッセージし、会場を盛り上げた。
また試合後のインタビューでは「次は第14回世界大会でも優勝し、連覇する、最強になりたい。もっともっと上に行きたい」と意気込んだ。
▶︎次ページは【フォト&動画】鈴木未紘が怒涛のラッシュ!初優勝する瞬間
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