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失神後も殴り続け「命が危ない」「ストップが遅すぎる」と批判殺到=UFC

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2023/12/05(火)UP

12秒間殴られ続け失神 @TSV__1

 12月2日(土・現地時間)米国テキサス州で開催された『UFCファイトナイト』では、37歳のライト級ファイター ボビー・グリーン(米国)が1R TKO負けした。
 グリーンは相手のパンチでダウンすると、防戦一方のまま約12秒間、17発ものマウントパンチを受け続け、ようやくレフリーがストップした。
 これに「遅すぎる」という批判が殺到、UFC代表ホワイト氏も「史上最悪のストップの一つ」と苦言を呈している。

【動画】12秒間、一方的に殴られまくる!「史上最悪のストップ」と批判も

 グリーンは13年から参戦するベテランで、現ライト級13位。
 この試合は元々、9位のダン・フッカーと対戦予定だったが、フッカーが直前に欠場。12位のジャリン・ターナー(28=米国)と代わりに対決することとなった。

 試合はいきなり打ち合いに。1R中盤、リーチに勝るターナーが蹴りで優勢に立つと、右フックをヒット!

 グリーンがダウン、ターナーはすぐに馬乗りになり、背後から側頭部を殴りまくる。
 グリーンはうつぶせで相手の打撃も見えず、頭を抱え続けては、パンチをもらいまくるが、レフリーは止めず。

 10秒を過ぎ、グリーンがぐったりと失神してさらにパンチを貰い、ようやくレフリーが試合を止めた。

 この“遅すぎる”レフリーストップには、UFCホワイト代表も「これまで見た中で最悪のレフリーストップの一つ」とクレームを入れた。
 
 解説の元UFC王者マイケル・ビスピンも「レフリーは一体何を待っていたのか?ファイターの命や、長期的な健康が危険にさらされている。不快で恥ずべきこと」と断じた。

 他、多くのUFCファイターたちからも「残酷だ、グラウンドで1、2発打った時に止めるべきだった」「あのクソ審判をクビにしろ」「あれでまだ足りないなんて、クレイジーだ」と批判が殺到している。

 勝者のターナーもコメントで「どれだけ殴ればいいんだと思った」と困惑を表明する一方「ボビーはとてもタフだ。動き続け、ディフェンスをしていたので、やるしかなかったんだ」とも語っている。

 負けたグリーンは後日、SNSで「勝つこともあれば負けることもある。ジャリンは勝っていることを証明するため、努力しなければいけなかっただけさ」とターナーに“なすべきことをしただけ”とメッセージを送った。

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