”美女ボクサー”ニコルソン、WBC女子フェザー級新王者に!セラノとの統一戦アピール
4月6日に米ネバダ州ラスベガスにて開催されたボクシングのWBC女子フェザー級王座決定戦(10回戦)にて、同級暫定世界王者のスカイ・ニコルソン(28=オーストラリア)がサラ・マフード(34=オランダ)を判定3-0で下し、正規王者に輝いた。
【フォト&動画】ニコルソンの計量で仕上がったボディ、華麗なボクシング映像も
ニコルソンはアマ140戦を重ね16年世界選手権(フェザー級)金メダル、20年の東京五輪では同級で準々決勝へ進出した。22年3月にプロ転向し9戦全勝の快進撃。昨年9月にサブリナ・マリベル・ペレスの暫定王座に挑戦し、判定勝利で王者に輝くと、同11月の初防衛戦でルーシー・ワイルドハートを9回KOで下している。
対するマフードは第4代IBF女子世界フェザー級王者。15戦14勝1敗(3KO)の通算戦績を持つ欧州の実力者だ。
試合は1Rから終始ニコルソンが圧倒。サウスポー構えから鋭いロングジャブをヒットさせペースを掴む。マフードが距離を詰めると、右フック、左ストレートのカウンターを当てる。
冷静に戦うニコルソンは自分のリズムが上がると、メイウェザーばりにL字ガードで攻勢。両拳を振り回しながら突進するマフードを華麗なステップでかわし、マフードをカウンターの餌食に。
5Rからニコルソンのスピードは上がり、マフードはついていくのがやっと。さらに、パンチの強度も上がり、ニコルソンが自ら飛び込みボディショットを当てる場面も。
最終10Rまでダウンシーンはなかったものの、ニコルソン優位の流れで試合は進み、判定3-0(100-90×2、99-91)のほぼフルマークでニコルソンが完勝、正規王者に輝いた。
鉄壁のディフェンスと精度の高い攻撃で、華麗なアウトボクシングを見せたニコルソン。パンチ数の統計では、繰り出したパンチの数はマフードがニコルソンの2倍だったものの、クリーンヒットの数はその真逆、ニコルソンが2倍の数字でヒット率は43%だった。
ニコルソンは勝利マイクで、改めて現WBO・IBF・WBA・IBO同級世界王者のアマンダ・セラノとの統一戦をアピールした。
ボクシング
4月6日(日本時間7日)米ネバダ州ラスベガス
▼WBC女子フェザー級王座決定戦(2分 10R)
○スカイ・ニコルソン(オーストラリア)
判定3-0 ※100-90×2、99-91
●サラ・マフード(オランダ)
※ニコルソンが新王者に
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