カネロに勝ったビボルが豪快KO勝利、迫力の連打で相手をストップ
1日(日本時間2日)サウジアラビア・リヤドで行われた[WBA世界ライトヘビー級スーパー王座タイトルマッチ]では、王者ドミトリー・ビボル(ロシア=33)が、無敗の挑戦者マリク・ジナード(30=リビア)に6R TKO勝利。
ビボルの嵐のような連打に相手はなすすべなくレフリーがストップ。これでビボルは14度目のWBAスーパー王座を防衛した。
【動画】ビボルがKO勝利!相手はなすすべ無くストップ、挑発シーンも
ビボルは16年にWBA王座を獲得し、実に14度の防衛を続けるスーパー王者。22年5月にはサウル“カネロ”アルバレスに判定勝利した。
今回は、同級3団体統一王者アルツール・ベテルビエフとの念願の対決だったが、ベテルビエフのケガのため、7位で22戦(16KO)無敗のジナードとの対戦となった。
ジナードは4月24日に試合したばかり、大抜擢で5週間後のタイトルマッチに臨んだ。
試合は1Rからビボルが左フックでダウンを奪取。しかしジナードもジャブで猛反撃、4R終了時に額を押し当てては挑発、さらに5Rには右もヒットさせる。
しかし6R、ビボルがキレのある左からの右をクリーンヒットさせ、ジナードの動きを止める。そのまま怒涛の連打でロープに詰めると、ジナードはガードすらもままならない状態に。2分6秒、レフリーが試合を止めた。
試合後、サウジアラビアの娯楽庁長官トゥルキ・アラルシク氏は、ベテルビエフとの仕切り直しの統一戦を行うと宣言。10月12日に予定されていると語った。
ビボルは試合後「自分の力が常に側にあると信じていた、疑いなく」と淡々とした自信で語った。待望のベテルビエフとの統一戦はどのような試合になるのか。
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