那須川天心の相手、世界4位ロドリゲスの強さとは?元世界王者をKOした右の強打が危険=動画あり
7月20日(土)、東京・両国国技館にてWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)は、WBA同級4位のジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)との対戦が決定した。
ここまで那須川は、3戦3勝(1TKO)の戦績を残しているが、前回は那須川が圧倒しながら、相手が3R終了時に足の負傷により棄権。ファンが期待するのは完全KO決着だ。はたしてロドリゲスを倒すことができるのか。
ロドリゲスは昨年11月、1Rで元WBAバンタム級世界王者ヤファイをKOしている剛腕の持ち主だ。
世界4位のロドリゲスは、身長163cmのオーソドックス構えで戦績は20戦17勝(7KO)2敗1分。
前回は今年2月24日にアントニオ・バルガス(アメリカ)に7RTKO負けを喫している。だが、この試合は1R最初に右でダウンを奪ったのはロドリゲスで、バルガスがゴングに救われる形となった。そして2Rにバルガスの逆襲にあったロドリゲスが、ダウン。さらに7Rには左でダウンを奪われロドリゲスのTKO負けに終わっている。
昨年11月に行われたWBAインターコンチネンタルバンタム級タイトルマッチでは元WBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(イギリス)から、右の強打で二度ダウンを奪い、最後はパンチをまとめてKOした。この直近の2試合を見る限り、早いラウンドでの右の強打、返しの左ボディは強烈で危険だ。
ただ、バルガス戦、ヤファイ戦ともに左をもらうシーンがあり、ロドリゲスが前へ出た時に那須川が左を合わせにいくシーンも見られそうだ。
那須川はロドリゲスについて「パンチを振ってきてKO率も高い、勢いがある、目つきも強い。面白い戦いができる選手だと思います」と印象を語っているが、もしかしたらすでに穴が見えているのかもしれない。
鍵になりそうなのは、互いに距離を掴みきれない早いラウンドの攻防でもある。ロドリゲスの右か、那須川の左か、先に当たった方が有利になりそうだ。
▶次ページは【動画】ロドリゲスが1Rで元世界王者ヤファイをKOした瞬間
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