【UFC】平良達郎、“上位ランカー”ペレスにTKO勝利!王者パントージャ挑戦をアピール=試合結果 速報
6月16日(日・日本時間)米国ネバダ州ラスベガスで開催された総合格闘技イベント『UFCファイトナイト』メインイベントのフライ級マッチにて、同級13位の平良達郎(24=THE BLACK BELT JAPAN)が同級5位のアレックス・ペレス(32=米国)に2R負傷ストップによるTKO勝利。UFC6連勝、無敗記録を16に伸ばし、同級世界王者アレッシャンドリ・パントージャへの挑戦をアピールした。
平良は第8代修斗世界フライ級王者で、日本が誇る無敗の超新星。22年5月にUFCデビューを飾ると、世界の強豪を次々に撃破。昨年12月の前戦はカルロス・ヘルナンデスに2回TKO勝利。日本出身のUFCファイターでは水垣偉弥に並ぶUFC5連勝を飾り、自身の無敗記録を「15」に伸ばした。
対するペレスはレスリングベースのオールラウンダーで、戦績は25勝8敗(6KO・7一本)。20年には当時の王者デイブソン・フィゲイレードのタイトルに挑戦した経験もある。強豪相手に連敗したが、前戦となる今年4月はマテウス・ニコラウにKO勝利して再起を飾った。
1R、序盤から強いプレスで前進するペレスに対し、平良はサークリングしながら相手のスタンド打撃をディフェンス。平良は組む距離になれば首相撲で崩しを狙い、少し距離ができるとカーフ、ジャブ、ワンツーを放っていく。残り30秒、飛びヒザ蹴りを放つ平良だったが、それをペレスがキャッチしテイクダウン。平良はすぐに立ち上がり、ペレスの追撃を許さない。
2R、さらに圧力を強めるペレス。平良は足を使いながらペレスの圧を逃すが、前手で牽制した平良に2度目のアイポークの注意が入る。ラウンド中盤、平良がタックルからペレスをケージに押し込むと素早くバックテイク。立った状態のペレスの背中に乗り、背後からパンチを当てる。
すると、突然、呻き声を上げながらペレスが、平良を抱えたまま後方へ転倒。異常を察知したレフェリーがすぐに試合を止めた。
どうやらペレスは右ヒザを痛めた様子。ペレスは立ち上がるも、右ヒザを伸ばした状態でケージを後にしており、古傷の再発なのか、試合中に新たに痛めたのか、膝の靭帯を痛めた可能性も考えられる。
2R2分59秒で平良がTKO勝利。平良はこれでUFC6連勝、無敗記録を16に伸ばした。
平良は勝利マイクで「アイアムハッピー!センキュー!」と叫ぶと「パントージャ、レッツゴー、タイトルショット!」と英語で王者にタイトル挑戦をアピール。続けて「フライ級のファイター、俺の前に一列に並べ!」と同級上位陣にも宣戦布告した。
『UFCファイトナイト』
6月16日(日・日本時間)米国ネバダ州ラスベガス
▼フライ級マッチ
●アレックス・ペレス(米国)
TKO 2R2分59秒 ※負傷によるストップ
○平良達郎(THE BLACK BELT JAPAN)
▶︎次ページは【フォト】平良がペレスを撃破!激闘ハイライトシーン
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