【UFC】“最強ヌルマゴメドフの従兄弟”ウマルがサンドヘイゲンを撃破!無敗の18連勝でタイトル挑戦へ
8月3日(日本時間4日)にアブダビのエティハド・アリーナで開催された総合格闘技イベント『UFCファイトナイト』のバンタム級マッチにて、同級10位のウマル・ヌルマゴメドフ(28=ロシア)が同級2位のコーリー・サンドヘイゲン(32=米国)に判定3-0(50-45、49-46×2)で快勝。キャリア無敗記録を18に伸ばし、タイトル挑戦権を獲得した。
ヌルマゴメドフは元UFCライト級世界王者のハビブ・ヌルマゴメドフの従兄弟で、Bellatorライト級王者のウスマン・ヌルマゴメドフの兄。16年にプロデビューを飾り、21年1月にUFCに参戦し5連勝。キャリア無敗の17戦全勝中だ。
対するサンドヘイゲンは元WKA世界王者のストライカー。21年10月のバンタム級暫定王座決定戦でピョートル・ヤンに判定負けしベルトを逃すも、その後、ソン・ヤドン、マルロン・ヴェラ、ロブ・フォントら強豪勢を撃破し、3連勝中だ。
試合はスタンド打撃でKOを狙うサンドヘイゲンと強力なタックルと卓越したグラウンド技術でフィニッシュを狙うウマルの攻防。
前半の1Rと2Rはウマルがタックルで果敢に攻めるも、サンドヘイゲンは上手く対処。強いプレスで前進し打撃を当てるなど拮抗した内容に。
しかし3Rからウマルが主導権。プレスを強めながら手数を増やし、逆にスタンド打撃でサンドヘイゲンを苦しめる。4Rはウマルの打撃のギアが上がり、クリーンヒットを何度も奪う場面も。
ウマル優位の中で迎えた最終5R、サンドヘイゲンがタックルを織り交ぜながら前に出るも、ウマルの打撃が止まらない。中盤はウマルがタックルからテイクダウン、トップキープから攻め続け、サンドヘイゲンは守るだけで何もできない。
判定3-0でウマルが勝利。5度のテイクダウンを成功させ、打撃数、コントロール時間でも圧倒したウマルの圧勝となった。
ウマルは勝利マイクでタイトル挑戦をアピール。試合後の会見で、UFCダナ・ホワイト社長は、9月開催の「UFC306」で実施されるショーン・オマリー(米国/王者)とメラブ・ドバリシビリ(ジョージア/同級1位)のタイトルマッチ勝者に挑戦させると明言した。
『UFCファイトナイト』
8月3日(日本時間4日)アブダビ エティハド・アリーナ
▼バンタム級マッチ
●コーリー・サンドヘイゲン(米国)
判定0-3 ※45-50、46-49×2
○ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
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