【ボクシング】豪英雄ティム・チューがボコボコKO負け!無名の王者に4度のダウン奪われる衝撃
10月19日(土・現地時間)米国フロリダ州オーランドにて行われたプロボクシング[IBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ]では、オーストラリアのヒーローである元WBO同級王者ティム・チュー(29)が、IBF同級王者バカラン・ムルタザリエフ(31=ロシア)に、3R 1分55秒TKO負け。
計4度のダウンを奪われ、タオルが投入される壮絶なチューの敗北に、ファンの間では衝撃と、無名の王者ムルタザリエフの強さが広まっている。
【フォト・動画】英雄チューがダウン奪われフラフラ、タオルが投入される!
チューは、スーパーライト級3団体統一したコンスタンチン・チューの息子として育ち、昨年10月までは無敗の24連勝(17KO)。
オーストラリアボクサーのエース格であり、23年3月にWBO世界スーパーウェルター級王座(暫定/同年9月に正規王者へ昇格)を獲得した。
期待を背負い、今年3月にはWBC世界同級王座との統一もかかった一戦を行うも、急遽の代役となったセバスチャン・フンドラのヒジで試合序盤に流血。チューは”視界がほぼ無い状態”で戦い、1-2惜敗し王座陥落した。
今回、再起戦ともなる相手は4月に王座を獲得したばかりで、ほぼ無名の王者ムルタザリエフ。22勝(16KO)無敗で、長らくランキング上位にいたが、挑戦の機会を与えられていなかった。
オッズはチューが大分有利とされていた。
試合は、序盤はチューが連打で前に出るも、長身のムルタザリエフが右の打ち下ろし。しかし2Rにムルタザリエフの左が捉え、チューはダウン。
フラつきながら立ち上がったチューは、得意の右で反撃も、これも左を合わされ2度目のダウンを喫す。更にゴング直前、右を食らい、3度目リングに両ひざをつきダウンした。
IBFはフリーノックダウン制で、試合は続行。
右目も腫れ大ピンチのチューだが、3R前半でまたも左を食らいダウン。フラつき瀕死状態のチューは、果敢に殴りかかるも右を被弾し腰を落とす。しかしレフェリーは止めず、ムルタザリエフの連打の中、タオルが投げられ試合がストップした。
この衝撃的番狂わせに、ボクシングファンは騒然。ムルタザリエフの強さが語られ、WBA・WBO暫定世界同級王者であるテレンス・クロフォードとの対決を望む声も上がっている。
そのクロフォードはXで「これだからファンの声はあてにならない。選手の名前を聞いたことがなかったからって、彼を軽視するのはやめるべきだね。今は皆が彼を高く評価している」と皮肉まじりのポスト。痛恨の2連敗となったチューの再起と、ムルタザリエフの今後が注目される。
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