2024/12/09（月）UP
（最終更新：2024/12/09 01:05）

児玉が左のパンチでダウンを奪い優位に試合を進めた

▼セミファイナル（第10試合）/Krushライト級/3分3R・延長1R
●伊藤健人（K-1ジム蒲田チームアスラ）
判定0-3　※28-2v9×2、28-30
〇児玉兼慎（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）

ダウンを奪われた伊藤は、猛反撃

　伊藤は、J-NETWORKアマチュア全日本ライト級優勝などアマチュアで実績を残し、14年2月のKrush後楽園大会でプロデビュー。22年鈴木翔也戦から4連勝で勢いに乗り、24年2月にKrushフライ級タイトルマッチで王者・里見柚己にKO勝利して新王者に。7月は大岩龍矢に判定負けを喫し、王座から転落した。

児玉は最後に打ち合った

　児玉は、20年11月にKrushへ参戦して古宮晴から勝利。2戦目は提髪和希に判定負けを喫するも、赤田功輝、大利賢佑、昇也を破り3連勝。23年6月は大谷翔司に敗れるも、今年1月に瓦田脩二をKOした。

　1R、児玉は動きながらカーフキックを蹴ると、打ち合いで左をヒットしてダウンを奪う。立ち上がった伊藤は、ガードを固めながらカーフキックを返していった。

児玉の判定勝ち

　2R、ダウンを奪い返したい伊藤は、カーフキックからヒザ蹴りのコンビネーションで活路を探す。児玉は素早いパンチからカーフキックを返す。さらにバックスピンキックのカウンターを狙う場面もあった。このラウンドは、ほぼ互角の展開もやや伊藤が押し返したイメージか。

　3R、伊藤は前へ出て勝負をかける。伊藤は、カーフキック、ヒザ蹴りで崩しにかかる。だが、児玉はパンチをラッシュしつつ、ジャンピングハイキック、胴廻し回転蹴りと大技を使いペースを譲らない。最後は打ち合いとなり、伊藤のパンチがヒットしたところで試合終了。判定で児玉が勝利した。　

西京（左）と古宮（右）が激しい打ち合いに

▼第9試合/Krushライト級/3分3R・延長1R
〇西京佑馬（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
判定3-0　※30-27×2、30-28
●古宮晴（昇龍會）

古宮（右）はパンチと蹴りの多彩な攻めを見せた

　西京はレオナ・ペタスや横山朋哉らと激闘を繰り広げるも、ケガの影響もありなかなか結果を出せなかった。22年8月は里見柚己に判定負けを喫し、24年8月は2年ぶりのKrushの試合で加藤港と対戦してKO勝利。

　対する古宮は、K-1甲子園2021 -65kgで王者となり、格闘代理戦争でも活躍。21年5月からは5連勝するも、23年8月は昇也に判定負け。しかし、今年6月にTKO勝利で第6代DEEP☆KICK -63kg王者となった。10月はK-1で篠原悠人からKO勝ち。

右のヒザ蹴りでダウンを奪った西京

　1R、西京は右のローキックをズドンと入れていく。古宮は前蹴り、右ボディストレート、左ハイキックと多彩なコンビネーションを見せる。西京は左ミドルを軸に攻撃を組み立てた。

　2R、西京はカーフキックを蹴りつつ、今度はサイドキックをボディへ。そして左フックから右アッパーと変化を見せた。古宮はカーフキックを蹴られながらも、左右に構えをチェンジして対応し、右のパンチから左へつなげた。

西京が判定勝ち

　3R、西京はカーフキック、さらにボディ打ちで追い込んでいく。古宮は蹴られながらも、右から左のパンチとコンビネーションで対応。だが、古宮がパンチを打ちにきたタイミングで西京の右ヒザ蹴りが顔面へヒット。倒れる古宮。立ち上がった古宮は、最後まで反撃するも判定へ。ダウンを奪っている西京が、3-0で勝利した。

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