頭一つ高い相手に”バックスピンキック”KO!相手は失神、なんと15歳テコンドー戦士=ムエタイ
2月17日(現地時間)タイ国プーケットのパトンボクシングスタジアムで行われたムエタイイベントでは、15歳のテコンドー戦士が出場し、頭一つ分近く身長の高い欧米系ファイターに、2Rバックスピンキック一撃でKO勝利した。
相手は棒のように倒れ失神、15歳ファイターは王座獲得し喜んだ。
【フォト&動画】長身相手にバックスピンキック一撃!相手は失神、棒のように倒れる
今回の試合はメインカードの一つで、『Muaythai SUPER FIGHT』で行われたスーパーフェザー級(約59㎏)のムエタイインターナショナル王座戦。
15歳ファイターの名前はアルトゥール・ピャガイ。カザフスタンと韓国にルーツを持ち、幼少時からテコンドーの大会で結果を出している。タイガー・ムエタイ所属で出場している。
対するは欧米系のファイターで、Tボーン・ラファエルというリングネーム。かなりの長身で、ピャガイと並ぶと頭一つ分近くの差がある。プーケット・ファイトクラブ所属。
試合は長身選手がリーチを生かした前蹴り、ミドルにストレートで近づかせない。しかしピャガイが隙を見ては鋭いパンチ連打、打ち終わりには必ずハイキックやバックスピンといった大技を繰り出し、ヒットさせる場面も。
それでも効かぬ顔をしていた長身選手だが、2R終盤、ピャガイのワンツーから、渾身の右バックスピンキック!相手のアゴに直撃し、顔がぐるりと横へ回る。失神し棒立ちに倒れ、意識のない様子にレフェリーが止めた。
ピャガイはベルトを獲得。SNSを見ると、どうやら今回は修行の一環でタイに来て、そのまま王座戦に挑戦したらしい。これまではテコンドーやアマチュアキック、MMAで活躍していたが、これからはプロの舞台にも上がってくるだろう。注目したい。
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