2025/09/01（月）UP
（最終更新：2025/09/01 16:27）

昇也がポッシブルKに敗れる

▼第12試合メインイベント第1試合 Sライト級挑戦者決定戦3分3R延長1R
●昇也（士魂村上塾/MA日本キックSライト級王者/元BigbangSライト級王者） 
判定0-3　※28-29×2、27-29
〇ポッシブルK（K’growthジム/SB日本Sフェザー級1位） 

　昇也は、19年12月の王座決定戦で勝利して第4代Bigbangスーパーライト級王者に。その後はKrushにも定期参戦し、25年2月はKrushライト級トーナメントに出場して一回戦で伊藤健人からKO勝ち、準決勝で西京佑馬と激闘を展開した。

　ポッシブルKは、23年12月にBigbangへ参戦し、MA日本ライト級王者・平澤優聖から2R KO勝ち。24年2月にスックワンキントーンで小林司に勝利して再起を飾るも、4月は健太に判定負け。6月は琢磨のタイトル挑戦も経験し、シュートボクシングで成尾拓輝、今年3月はBigbangで林京平と激闘を展開し再びベルト挑戦を狙う。

　勝利者が、現Bigbangスーパーライト級王者・奥平将太のベルトに挑戦する。

　1R、昇也は一気に距離を詰めて、右、左、右とフックの乱れ打ち。ポッシブルは下がりながら防戦一方に。昇也はイケイケでパンチを振るも、ポッシブルのローキックが決まり始めて昇也がダメージを受けている印象も。

　2R、昇也はローキックを自分から蹴っていく展開に。ミドルキックを決めて逆襲する。ポッシブルは下がりながらのローキックで対応する。昇也はどんどん前へ出て、蹴りからパンチへつなげる。ポッシブルは劣勢シーンが目立った。

　3R、接戦となっての最終ラウンド。昇也は前へ出てローキックからパンチへ。ポッシブルはローキックもダメージがありそうだが、今度はパンチを入れていく。さらにヒザ蹴りへつなげるポッシブル。昇也のパンチが決まっていくも、ポッシブルのパンチが入る。棒立ちとなる昇也にポッシブルはパンチ連打。これでスタンディングダウンに。その後、判定となり、3-0でポッシブルが勝利をものにした。

　Sライト級王者の奥平将太がリングに上がり、ポッシブルとタイトルマッチの熱戦を誓い合った。

　ポッシブルは「この試合にかけていて、キックボクシング人生をかけて挑みました。奥平選手は若くてイケメンで強いファイター。センスのかけらもない自分ですが、なめんなよで突っかかっていきます」とコメント。

　奥平は「ポッシブル選手、熱い試合お疲れ様でした。自分が強いことをアピールしたい。
誰よりも練習していますので、リングで証明したいと思います」とアピールした。

駿太が前田浩喜に勝利

▼第11試合フェザー級3分3R ※ヒジ打ち有り
〇駿太（谷山ジム前/BigbangSフェザー級王者）
TKO　2R2分56秒　※右ストレート→3ノックダウン
●前田浩喜（KickBoxing Team CORE/NJKF3階級制覇王者）

　43歳の駿太は前BigbangSフェザー級王者でMAキック、WMAF世界タイトルなど数々のベルトを獲得してきたベテランでヒジ打ち有りルールに拘りを持つ。前田はNJKF3階級制覇王者で今年4月には立嶋篤史と対戦して話題になった、こちらもベテランのキックボクサーだ。

　1R、サウスポー構えの前田は左ローキックを奥足へ次々とヒットする。ほとんどカットしない駿太は近づいてヒジ打ち。前田はローキックからハイキックへつなげる揺さぶりをみせた。

　2R、駿太はいきなり距離を詰めて、首相撲の展開へ持ち込む。前田は距離を空けたところだが、駿太の圧力に押されてしまう。駿太は首相撲からのヒジ打ち、ヒザ蹴りで攻撃。さらにパンチ連打をまとめる駿太は、右ストレートでダウンを奪った。立ち上がった前田に駿太はパンチ連打で二度目のダウンを奪う。それでも立ち上がる前田に駿太は右ストレートを入れて3ノックダウンでのTKO勝ちを収めた。

　駿太は「心が折れそうでした。前田選手は本当に強かった。メンタルを強化して持ちこたえることができました。不細工な試合でも勝ちたかった。ありがとうございました」と感謝を伝えた。

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