2025/12/28（日）UP
（最終更新：2025/12/28 01:30）

大﨑一貴（右）は、ジャルンスックに判定負けを喫した（『RWS – Rajadamnern World Series』Facebookより）

　12月27日（土）タイ・ラジャダムナンスタジアムにて開催されたRWS［ラジャダムナンスタジアム80周年記念大会 R80］の同スタジアム認定バンタム級世界タイトルマッチ3分5Rで、ジャルンスック・ブーンラナームエタイ（タイ/ブーンラナームエタイジム）の王座にRISE世界スーパーフライ級王者・大﨑一貴（日本/OISHI GYM）が挑戦したが、判定0-3で敗北。RISEとRWSの同時世界王者とはならなかった。

【フォト】大﨑、ジャルンスックのヒジ打ちをもらう瞬間

　大﨑は今年5月、初代RISE世界スーパーフライ級（-53kg）王座決定戦でKO勝利を収め世界王座を獲得。8月は自身初のオープンフィンガーグローブ（OFG）マッチでラニャゲーオ・トー・シラポンと対戦してKO勝ちを奪った。

ジャルンスックのヒジ打ちが大﨑にヒット（『RWS – Rajadamnern World Series』Facebookより）

　ジャルンスックは今年6月にRISEでも活躍したクマンドーイに勝利。8月は、チャラームダムをKOしてラジャダムナンスタジアムバンタム級王座を獲得した。大﨑とは23年12月にRISEで対戦し、延長判定で敗れた。今回はリベンジ戦となる。

　1Rに大﨑は、インカーフ、左フックで攻撃。サウスポー構えのジャルンスックは左のパンチをヒットし、ヒザ蹴りでポイントを稼ぐ。大﨑は首相撲で転倒させるも、左ヒジをもらい腰が落ちそうになる場面もあった。ラウンド採点は3者ともに10ｰ9でジャルンスック。

　2Rに大﨑はインカーフで崩しながらパンチを狙うも、ジャルンスックは首相撲からのヒザ蹴り、ヒジ打ち。最後はヒジ打ち合戦となる。採点は3者ともに10ｰ9でジャルンスック。

首相撲地獄に苦しむ大﨑（『RWS – Rajadamnern World Series』Facebookより）

　3Rもジャルンスックが首相撲からのヒザ蹴り。大﨑はヒジ打ちを返すも、逆にヒジ打ちをもらってしまう。採点はここも3者ともに10ｰ9でジャルンスック。

　4Rもジャルンスックは首相撲に持ち込む。大﨑は、はがしてヒジ打ちやパンチ狙うもダウンを奪えず。採点は3者ともに10ｰ9でジャルンスック。

　5Rは、後がない大﨑がパンチで逆転狙うも不発に。ジャルンスックは最後まで首相撲地獄へ引き込み、判定3-0で完勝し王座防衛に成功した。

大﨑は日本のファンに謝罪した（『RWS – Rajadamnern World Series』Facebookより）

　判定負けを喫した大﨑は、「タイまで来てくださったみなさん、日本で放送を見ていただいているみなさん、すみませんでした。ムエタイルールで強いのは分かっていました。気合い入れて練習しましたけど、ジャルンスック選手は強かったです」とコメントした。

『ラジャダムナンスタジアム80周年記念大会 R80』
2025年12月27日（日本時間）タイ・ラジャダムナン・スタジアム
▼ラジャダムナン認定バンタム級世界タイトルマッチ3分5R
〇ジャルンスック・ブーンラナームエタイ（王者/タイ/ブーンラナームエタイジム）
判定0-3　※50-45×3
●大﨑一貴（挑戦者/日本/OISHI GYM）
※ジャルンスックが王座防衛に成功

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