【ボクシング】河野が3度ダウン奪い激闘制す
「THE TRIPLE TITLE MATCH」
2016年4月27日(水)東京・大田区総合体育館
▼WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 3分12R
○河野公平(ワタナベジム/WBA世界スーパーフライ級王者)
判定3-0 ※三者とも119-106
●インタノン・シッチャモアン(タイ/WBA世界スーパーフライ級7位・挑戦者)
※河野が3度目の防衛に成功。
河野は昨年10月、アメリカで亀田興毅の挑戦を受けて2Rにダウンを奪う完勝で2度目の防衛に成功。今回が3度目の防衛戦となる。挑戦者のインタノンはWBAアジア・スーパーフライ級王座を持ち、戦績は43勝(22KO)11敗1分。ボクシングだけでなくムエタイの経験もある。
1R、サウスポーのインタノンは最初から強打を繰り出して前に出る。河野はガードをガッチリと固めて低く構え、右ストレートを狙い撃ち。
2R、好戦的なインタノンに対して、河野も打ち合う。インファイトでの打ち合いが何度か見られ、河野は右ストレート、右フックをヒットさせていく。
3Rもインファイトでの打ち合いがあり、離れると河野は右ストレート、インタノンは左ストレートを伸ばす。一進一退の打ち合いが続く。
4R、河野が右フックを連続ヒットさせ優勢に立つが、インタノンも左右フックで逆襲。一瞬押された河野だが、距離をとってストレート系のパンチで応戦。右ストレートで鮮やかなダウンを奪った。
5Rも打ち合いは続き、ラウンド終了間際に河野の右ボディと同時に両者バッティングがあり、インタノンがダウン。インタノンはバッティングをアピールするが受け入れられず、ダウンカウントが数えられた。
6、7Rも両者譲らない打ち合いとなるが、河野の右が綺麗にヒットする場面が目立つ。8Rは両者足を止めての激しい打ち合いの中、河野の右フックでインタノンがグラつき、一気にラッシュした河野が右フックでダウンを追加。立ち上がったインタノンはそれでも打ち合いを挑む。
9Rも河野は打ち合いにいき、インタノンを右フックでグラつかせてパンチのラッシュ。しかし、タフなインタノンは倒れず、反撃してくる。10Rも同様に河野が鋭いパンチを何度も決めるが、インタノンは前に出て打ち合いを挑む。河野のボディ攻めにもボディを返す。
驚異のタフネスを誇るインタノンに、河野は何度もいいパンチを当てて攻勢に立つが、インタノンも負けじと左右フック、ボディを打ってくる。
そして最終12R、河野は右ストレート、右フック、左ボディブローで倒しにいくが、インタノンも右フック、左ストレートで応戦。最後まで打ち合いは続き、勝敗は判定に持ち込まれた。
判定はジャッジ三者とも河野を支持。激闘を制して3度目の防衛に成功した河野は、「正直、スカッとKOして勝ちたかったですが倒せませんでした。まだ課題があります。もっと強くなります。次はしっかりと倒せるように練習するので応援よろしくお願いします」と語った。
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