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【JFKO】男子中量級決勝戦 前田優輝vs小野寺天汰

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2016/05/22(日)UP

前田(右)のインファイトでの突きに、小野寺は反則をしていないことをアピールするために手を下げていたのが裏目に

▼男子中量級決勝戦
○前田優輝(新極真会和歌山支部)
判定5-0
●小野寺天汰(聖武会館)

 前田と2年連続で決勝を争った河瀬俊作が怪我のため欠場。決勝へ上がって来たのは、絶対的優勝候補の前田と20歳の小野寺だった。両者は昨年4回戦で対戦し、その時は前田が勝利を収めている。小野寺はその後、数々の大会で優勝し、今大会でも準々決勝で緑強志、山田哲也といった強豪を卓越した足技で破って初の決勝進出を果たした。

 前田は小野寺の足技を警戒してか、グッと距離を詰めてインファイトで突きを連打し、後ろ蹴りにつなぐ。小野寺は中段回し蹴り、ヒザ蹴りを放つ。

 前田の接近戦に対し、小野寺は両手を上げたり、手を後ろに組んだりして押しや引っかけなどの反則をしていないことを度々アピールしたが、これが裏目に出た。その間も前田は突きを打ち続け、小野寺は逆に身体を相手に付けての攻撃、そして押しで2度の注意(減点1相当)を取られ、前田が本戦決着で3連覇を達成した。

「いい蹴り技を持っているので、自分は接近戦で突きから後ろ蹴りまでつなげることを意識していました」と前田。「3連覇は意識していなかったので緊張もなかった」と言い、「この大会で優勝して4年前に負けた全世界ウェイト制選手権に来年出場し、リベンジすることを目標にしてきました」と、来年にカザフスタンで開催される体重別の世界選手権『全世界ウェイト制選手権大会』(旧名カラテワールドカップ)へすでに目を向けていた。

 また、小野寺は「絶対に注意を取られないようにと思っていたが、取られてしまった。(手を上げたりしたのは)自分なりの対策でしたが、癖を直さないと勝てないですね。もっと(前田との)差を縮めて来ないとダメだと思います」と、反省しきりだった。

・各決勝戦の結果はこちら

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