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【KNOCK OUT】36歳・駿太が止まらない攻撃で16歳下の髙橋聖人を振り切る

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2018/09/08(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

駿太(右)のアッパーと高橋(左)のヒジ打ちが交差する。両者完全燃焼の熱闘となった

キックスロード
「KNOCK OUT 2018 OSAKA 2nd」
2018年9月8日 (土)エディオンアリーナ大阪第2競技場

▼第7試合 58.5kg契約 3分5R
〇駿太(36=谷山ジム/Bigbangスーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※三者とも50-48
●髙橋聖人(20=真門ジム/NKBフェザー級王者)

 55戦の戦績を持つ駿太は長きに渡って国内軽量級トップの座に君臨し、ムエタイの強豪たちとも拳を交えてきたベテラン。2016年12月、小山泰明に勝ちBigbangスーパーフェザー級王者となり、今年2月にはリョウ・ペガサスをヒジのラッシュで切り裂き、TKO勝ちで初防衛を果たした。
 
 一方、髙橋はNKBを主戦場とする髙橋三兄弟の三男であり、長男のNKBライト級王者・一眞 、次男のNKBバンタム級王者・亮と同じくアグレッシブなファイター。6月、3度目の対決となったひろあきを3R、左ハイ一撃でKOし、NKBフェザー級王座を獲得。悲願の『三兄弟でNKB三階級制覇』を成し遂げた。戦績は10勝(4KO)1敗1分。

 1R、高橋は組み付くと首相撲からヒザ蹴りを連打していく。この展開が多く、駿太はペースを握られるが、ワンツーと前蹴りを当てていく。

 2R、駿太は強い右ローを蹴り、前蹴りで高橋を突き放す。高橋もローとミドルを蹴り、組み付くとヒザ蹴り。高橋の右ストレートを顔面にヒットされると、駿太はニヤリと笑う。

 3R、駿太は前蹴りを多く使ってワンツー、ヒザ蹴り、左ミドルと攻める。高橋は組むと駿太を転倒させ、離れると右ロー。パンチと蹴りを細かく出して前へ出る駿太。右ミドルとワンツーで駿太が押し気味に。

 4R、首相撲にくる高橋にヒジを狙う駿太。高橋は連打とローを出すが、駿太も負けじと打ち返し、蹴り返す。駿太のノーモーションの右ストレートがヒットし、駿太が前へ出て連打をまとめていく。しかし、ここで高橋が左ハイをヒット。駿太はすかさず連打をまとめて前へ出る。パンチ、左ミドル、ヒザ蹴りと駿太が攻めていく。

 5Rも駿太が前へ出てワンツーと右ミドル、首相撲から放してさらにパンチ。高橋の左ハイがヒットするが、駿太が右ストレートとヒジで前へ出る。攻撃が止まらない駿太に高橋は防御を固めてしまう場面がある。それでも打ち返す高橋だが、駿太の攻撃は止まらない。そこへ高橋の左フックがヒット。駿太はフラフラになりながらも動きを止めずパンチを出して前へ出る。今度は高橋の右ストレートがヒット。それでも駿太は下がらず打ち返す。

 両者フラフラになりながらも攻め合い、試合終了のゴングが鳴ると場内には万雷の拍手。全てを出し尽くした両者を称えた。

 判定で16歳年下の高橋を下した駿太は、「初参戦で初メインで凄くありがたかったんですが、自分の思い描く試合が出来ませんでした。聖人君の強さが際立ってしまい、自分がやられたみたいになってしまいましたね。自分36歳ですが、この年でも高パフォーマンスのいい試合を見せられると思ってキックボクシングをやっています。ぜひ谷山ジムの駿太を覚えてください。疲れたという意味では完全燃焼していますが、自分の理想としては50%くらいだと思います。まだまだアツくて強い選手を目指しています。いろいろな選手がいますが、自分はアツい試合が合っていると思います。邁進して進化していきたいと思います」と、恒例の反省コメントとまだまだ頑張っていくことを宣言した。

※全試合結果はこちら

この試合動画 (無料)

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