【K-1】皇治が熱戦の末にスタウロスを振り切り、山本KIDへの想いを伝える
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~初代クルーザー級王座決定トーナメント~」
2018年9月24日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
▼第11試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇皇治(29=TEAM ONE/K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント第3位)
延長R 判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
●スタウロス・エグザコスティディス(31=ギリシャ/Nasos/Mejiro Gym/WKBC世界スーパー・フェザー級王者)
※本戦の判定は30-29(皇治)、30-30、30-30。
スタウロスは2017年9月の初来日で大雅をKO、今年3月に開催された『K’FESTA.1』の第4代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメント1回戦で武尊と対戦し、判定負けを喫したが、このトーナメントで唯一、武尊にKOされなかった選手でもある。
このスタウロスを歯に衣着せぬ発言と乱闘騒ぎ上等の“やりすぎ皇治”こと皇治が迎え撃つ。皇治はこの試合に勝ち、12月8日(土)エディオンアリーナ大阪第1競技場で行われる『 K-1 WORLD GP 2018 JAPAN』での武尊戦を実現させるつもりだ。
1R、皇治はジャブを打って右ローにつなぐ。スタウロスは左右フックを叩きつけてくるが皇治はしっかりブロック。皇治が右ストレートを打ち込むとスタウロスも右フックを打ち返す。至近距離でのパンチの打ち合いが何度か見られ、スタウロスがヒット数でやや上回った印象。
2R、皇治が左ハイと右ローを蹴っていくと、スタウロスも右ローと前蹴りで対抗。スタウロスが前へ来るところに左ミドルを蹴り、スタウロスがパンチを打って来ると右ローを蹴る皇治。スタウロスは回転の速いパンチコンビネーションを顔面とボディへ繰り出し、手数で上回る。終盤スタウロスの左フックがクリーンヒットする。
3Rが始まる前、会場を「皇治コール」が包む。皇治はジャブから右フック、スタウロスもすぐに右フックを打ち返す。お互いに顔面とボディへパンチを被弾する我慢比べ。打ち合いが続く中、皇治が前へ出ていくがスタウロスは手数で負けていない。意地の張り合いのような至近距離での打ち合いで本戦終了。
判定はジャッジ1名が皇治を指示したが2名がドローで延長戦へ。皇治は右ローを3連打し、その後もスタウロスのパンチに右ローで応戦。スタウロスも強い右ローを蹴って細かくパンチを当てていく。パンチで打ち合う皇治だが、手数はスタウロスが上か。最後に皇治が左フックをヒットさせ、スタウロスが一瞬グラついた。
皇治はマイクを持つと「今日は魔裟斗さんと一緒に盛り上げはったKIDさんが亡くなられて、リスペクトしているからKIDさんの入場曲を使わせてもらいました。KIDさんにちょっとでも安心してもらえるように。天心? 堀口? いいんじゃない。こっちは俺とタケポン(武尊)で盛り上げよう。
タケポンは後ろで怯えていると思うから。俺は相手をリスペクトしているから相手にちょっといろいろ言います。スタウロスにも感謝していますし、今日はちょっと効いちゃった。俺は大阪でタケポンとやるから。俺が天心と堀口を相手にしたってもいいで」と、亡くなった山本“KID”徳郁への想い、武尊戦のアピール、さらには那須川天心と堀口恭司にもライバル心をむき出しにした。
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