【K-1】身長2メートルの巨人・イランのカリミアンが決勝でダウンを奪い、初代クルーザー級王座に就く
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~初代クルーザー級王座決定トーナメント~」
2018年9月24日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
▼第14試合 K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
〇シナ・カリミアン(30=イラン/WSRフェアテックス・イラン/WKNアマチュア世界ヘビー級王者)
判定2-0 ※29-28、28-28、29-28
●ブバッカ・エル・バクーリ(24=モロッコ)
※カリミアンがトーナメント優勝。
K-1初代クルーザー級王座決定トーナメントの決勝戦は、初来日の外国人選手同士によって争われた。カリミアンは2メートルの長身を誇り、130戦以上のアマチュア経験を持つ。イラン国内でプロ活動が認められていないためイラン国外でプロとして5試合(5勝4KO)を行い、今回K-1に乗り込んできた。
対するバクーリは過去に数々の強豪キックボクサーを生んできたモロッコ出身・オランダ在住のファイター。1回戦では優勝候補の上原誠をKOし、準決勝でも新鋭・杉本仁をKOする連続KOで勝ち上がって来た。
1R、ワンツーを出しながら前に出るバクーリにカリミアンは前蹴りで応戦。カリミアンがパンチを打って来ると、長身のカリミアンは上体を反らしてかわす。するとバクーリはボディを打つ。コーナーに詰まるカリミアンだが、ヒザを上げてバクーリの追撃を防ぐ。
2R、バクーリのパンチはなかなかカリミアンの頭部を捉えることが出来ないが、ボディブローが決まる。カリミアンは前蹴りで下がらせてのパンチからヒザを突き上げる。勢いよく攻めるバクーリだが、カリミアンのバックハンドブローでダウン。
ダメージの深いバクーリにカリミアンが左右フックとヒザ蹴り。バクーリも右フックを返す。再び前に出るバクーリがワンツーでカリミアンをコーナーへ追い詰め、パンチ連打でダウン寸前まで追い詰める。
3Rになるとカリミアンは右ローを多用。バクーリは構わずワンツーを出しながら前へ出ていく。何度もバクーリの右ストレートがカリミアンをのけ反らすが、タフなカリミアンはパンチと右ローを返していく。その後も右ストレートを被弾しながらも前へ出て攻めていくカリミアン。
試合終了のゴングが鳴ると、勝利を確信したカリミアンは大の字になって大喜び。判定はその通り、カリミアンの勝利となり、初代クルーザー級王座に就いた。
左目と右頬を大きく腫らしながらも笑顔を見せるカリミアンは「初めて日本へ来たけれど、これからよろしくお願いします。私の国にK-1のベルトを持って帰ることは本当に夢でした。どれくらい嬉しいかは言葉では説明できません。これからももっと頑張りますので応援してください。もし私の試合で何かが足りなかったら申し訳ない。これからも頑張っていい試合を見せます」と、喜びを爆発させた。
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