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【KNOCK OUT】1Rからの打ち合いをTKOで制したのは石井一成、決勝へ進出

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2018/10/07(日)UP

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キックスロード
「KNOCK OUT 2018 cross over」
2018年10月7日(日)東京・後楽園ホール

仲山(左)との打ち合いを制した石井(右)

▼第6試合 KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント準決勝 3分5R
〇石井一成(19=ウォー・ワンチャイプロモーション/元タイTrue4Uフライ級王者)
TKO 3R 2分04秒 ※右縦ヒジ→レフェリーストップ
●仲山大雅(19=RIOTジム/RKA(琉球かきだみし協会)フライ級王者)
※石井が決勝戦へ進出。

 石井はタイを主戦場とし、日本ではKNOCK OUT、RIZINで試合を行っている若手期待の選手。ジュニア時代から活躍しているため、“東の神童”那須川天心に対して“西の神童”と称される優勝候補。8月の1回戦では1度敗れている政所仁にリベンジした。

 対する仲山もアマチュアキックボクシング出身で、2017年3月には、強豪タイ人選手のジョッキーレックと対戦し、下馬評を覆す衝撃のKO勝利。昨年12月にはタイで人気を誇る激闘王チョークディーと対戦し、引き分ける奮闘を見せた。6月の1回戦ではWMC日本スーパーフライ級王者・山田航暉を2RでKOしている。

 1Rからサウスポーの仲山が積極的に左ストレート、ヒザ蹴りで攻めていく。石井のローに合わせた右フックで石井が下がり、仲山が前に詰めていく。石井は左目を気にする。回復した石井もパンチを返していくが、仲山がかわしての右フック。石井も右ストレートを打ち返していく。

 2R開始と同時に石井が右ストレートを打ちに行き、仲山も左ストレートを当て返して打ち合いに。この右ストレートと左ストレートの打ち合いが数度見られ、石井は左ヒジ、ボディへのストレートも放つ。石井の右ローにバランスを崩す仲山。そこへ石井の右ストレートがヒットする。

 3R、仲山が打ってくるところへ石井が右フック、さらに右ストレートを連続ヒットさせて吹っ飛ばす。それでも前へ出る仲山だが、打ち合いになると石井の右ストレートを被弾する。仲山が組んできたところへ石井の右縦ヒジがカウンターで直撃。この一発で仲山は鼻から大流血し、ドクターチェックでストップがかかった。仲山は号泣。

 TKO勝ちした石井は「決勝まで駒を進めることが出来ます。今日の試合の出来は悪かったんですが、得意のヒジが当たって。これで12月の両国、2018年のKNOCK OUTのメインを僕が飾るので、皆さん応援よろしくお願いします」と勝利者インタビューに答えた。

 決勝での対戦が決まった大崎もリングに上がり、「石井選手とは昔、2回試合して2回ともドローでした。2人ともあの時よりも確実にレベルアップしていると思いますが、僕が確実にレベルアップしているので必ず勝ちます」と、決勝で決着をつけると宣言した。

※全試合結果はこちら

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