【レベルス】健太、延長戦で競り勝ち潘隆成に世代交代許さず
Def Fellow
「REBELS.58」
2018年10月8日(月・祝)東京・後楽園ホール
▼第4試合 64kg契約 3分3R延長1R
〇健太(31=E.S.G./WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●潘 隆成(25=ぱん・りゅうそん/クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)
※本戦の判定は29-28(潘)、29-29、29-29
健太は80戦のキャリアを持ち、NJKFを長くけん引してきた大ベテラン。試合間隔を空けないことでも知られ、今年に入っても2月と4月にKNOCK OUT、3月と5月にクンルンファイト、そして6月にホームリングのNJKF、さらに8月にはレベルス、9月にはKNOCK OUTと、日本人キックボクサーとしては異例の月イチ試合という働き者だ。
対する潘はデビューから8連勝を飾り、わずか9戦目で初のタイトルマッチを経験したが、あと一歩のところで王座を逃してきた。2016年9月にWPMF王座を獲得し、以後は格上選手を倒して連勝するなど活躍。8月のレベルスではBigbangライト級王者・稲石竜弥に判定勝利した。
1R、ジャブで入ってボディとローで攻める健太に潘は右ローを蹴る。健太は潘の蹴り足をキャッチしての攻撃を多用し、潘のリズムを乱す。さらに顔面、ボディ、足と攻撃を散りばめてフェイントを入れていく。
2Rも健太は蹴り足をキャッチしての左ボディブロー、ボディを打つと見せかけての顔面へのパンチと変化自在。潘は右ロー、左ミドルで距離を取って戦うが、健太の意表を突く右ハイをもらって動揺したか続く右フック連打を浴びる。
3Rは潘が左ミドルと右ローで前へ出て健太のパンチにヒジを合わせに行く。しかし手数で優る健太がボディと顔面へパンチを打ち分け、本戦の判定はジャッジ1名が潘を支持したがドロー。延長戦へ突入する。
ローとミドルの蹴り合いが見られるが、潘の蹴りをかわして強い右ローを蹴る健太の見栄えがいい。前へ出て右ストレートも当てていく。下がりながら左ミドルを蹴る潘にパンチで迫っていく健太。右ローが連続して決まり、右フックで潘の動きが止まる。手数で畳み掛けた健太が潘を振り切った。
健太はマイクを持つと「歯がゆい思いでいっぱいです。一刻も早く立ち去りたいですが、皆さんにお礼を言うためにここにいます。不可思選手に負けてから日本人4連勝、いろいろ言いたいことはありますが、こんな試合内容なので控えさせていただきます。レベルス来年はゴールデン進出ということでアピールしたいですが、こんな試合内容なので控えさせていただきます」と、控えめながらも様々なことを匂わせた。
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