【RISE】工藤政英vs髙橋亮、”ボディvs左ロー”の激闘は延長戦の末ドローに
RISEクリエーション
『RISE 140』
2020年7月19日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント SuperFight! -60.5kg契約 3分3R延長1R
△工藤政英(新宿レフティージム/第3代RISEフェザー級王者)
延長判定ドロー ※10-10、10-9工藤、10-9高橋
△髙橋亮(真門ジム/NKBフェザー級王者、元NKBバンタム級王者)
※本戦判定1-0(30-29、29-29×2)
工藤は18年6月に森本“狂犬”義久との激闘を制して第3代RISEフェザー級の王座を獲得。その10月からONE Championshipに参戦するも、超一線級のムエタイ戦士に敗北を喫した。しかし、その間RISEではタリック・トッツ、タリソン・ゴメス・フェレイラといった海外勢相手に勝利を収めている。
対する髙橋もまた決して折れない精神力と伸びのあるストレートを武器にする激闘派。2017年12月に参戦したKNOCK OUTで小笠原瑛作とダウン応酬のドローを見せ、その名を全国に轟かせた。
1R、サウスポーの髙橋が左インローを連打すると、オーソドックス・工藤の左フックがヒットする。中盤からは工藤が右ロー、ミドル。すると髙橋は得意のパンチで応戦。距離があくと、工藤はロー、髙橋はミドル、三日月蹴り。互いに様子見のリズム。
2R、髙橋が左ローからのロングフック、アッパー。髙橋のギアが上がるが、工藤は即座にパンチ、ローを返す。髙橋が奥足への左ロー、ミドル、ハイと蹴り分ける。ラスト30秒、工藤が接近しボディへの連打をヒットさせる。ペースは髙橋だが、工藤は落ち着いてカウンター狙いか。
3R、変わらず高橋が正面、サイドからパンチ、蹴りを出す。髙橋の左ロー中心の蹴り数、工藤のボディブローという構図。髙橋はステップからのパンチ、蹴りだが、工藤はロー、ミドルからのボディ一点狙い。終盤、工藤の左ボディがヒットしはじめる。しかし髙橋も顔面狙いのパンチをやめない。接近での打ち合いの中、ゴング。
ジャッジは30-29工藤、29-29ドロー、29-29ドローで、延長戦に突入。
髙橋が積極的にステップからの左ロー、パンチ。髙橋の左ローに、工藤がこける場面も。あくまで接近戦に持ちこみ、ボディを狙いたい工藤。
中盤から工藤の足が明らかにベタ足に。ローが効いているか。しかし工藤の右ボディがクリーンヒットすると、髙橋もたまらずクリンチ。工藤がとどめとばかりにテンカオを出すが、スカされる。最後は互いにフラつきながらの打ち合いだが、若干工藤ペースか。
ジャッジは10-10ドロー、10-9工藤、10-9髙橋と割れ、結果はドローに。工藤は足をひきずり、セコンドに肩を借り退場。髙橋の左ローと、工藤の徹底したボディ攻撃が拮抗した一戦だった。
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