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【K-1】野杁正明がダウンを奪う完勝も、逃げ腰プライチュンポンをKOできず(動画あり)

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2021/03/28(日)UP

強力なパンチを放つ野杁(左)

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~』
2021328日(日)東京・日本武道館

▼第13試合 スーパーファイト/K-1 ウェルター級/3分3R・延長1R
〇野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※三者ともに30-27
●プライチュンポン・ソーシーソムポン(タイ/GTジム)

攻め続ける野杁(右)

 野杁は国内外の強豪を次々と撃破し、ついたあだ名が“新時代の怪物”。2017年6月にはゲーオ・ウィラサクレックを延長判定の末に破り、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の座を手にした。その後はウェルター級に階級を上げ、現在は世界の強豪を相手に4連勝中。昨年久保優太が返上したウェルター級王座に、日本人でもっとも近い存在と言える。

 対戦するプライチュンポンは、MAX MUAYTHAIや中国で試合を重ね、戦績は97戦 60勝(20KO) 35敗2分。サウスポーから繰り出す蹴り技が持ち味だ。

1R、体格でアドバンテージを持つ野杁は前に出てプライチュンポンにロープを背負わせる。野杁は右ストレートを顔とボディに打ち込み切り崩すに掛かるが、プライチュンポンはヒザを打ち込み組みついて野杁の追撃をふさぐ。

勝利した野杁

2R、このラウンドもプレッシャーを発してプライチュンポンをロープに詰めた野杁は、ローにカウンターの右ストレートを合わせてダウンを奪取。野杁は再度のダウンを狙うが、プライチュンポンに組みつかれて上手く進められない。振り払っての左右フック、ボディフックを見せる野杁。

3R、最終ラウンドも野杁は前に出てプライチュンポンはコーナーに下がる。ロー、ストレートと迫る野杁だが、プライチュンポンはコーナーでガードを固め、組みつきも交え耐え切って試合を終える。

 判定は3者30-27で野杁。しかし今回も期待されたKOは上げることができなかった。

全試合結果はこちら

▼この試合の動画

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