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【K-1】佐々木洵樹、ムエタイ戦士に判定勝利も不完全燃焼

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2021/05/30(日)UP

勝利した佐々木(左)

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~』
2021年5月30日(日)神奈川・横浜武道館

▼第8試合 スーパーファイト/-56kg契約/3分3R・延長1R
〇佐々木洵樹(日本/POWER OF DREAM)
判定3-0 ※30-28、30-26、30-27
●ラット・エイワスポーツジム(タイ/エイワスポーツジム)

相手のミドルに合わせて右ジャブを当てる佐々木(右)

 佐々木はプロボクシングの東洋太平洋ランカーであったが、幼少期よりK-1に憧れを抱いており、POWER OF DREAMの門を叩きキックボクシングに転向。軽快なフットワークとサウスポーから繰り出すキレのあるパンチを武器に、わずか3戦でKrushバンタム級王座を獲得。昨年7月に階級転向により王座を返上し、8月に龍斗、12月に璃明武に勝利。現在5戦5勝無敗と波に乗る。

 対するラットは現K-1 WORLD GPライト級王者ゴンナパーにも勝利したことがあるというムエタイファイター。

肩越しに強烈な右ミドルを受ける佐々木

 1R、ムエタイの構えからミドルを放つラットに対し、佐々木はフットワークからロー、フックを放って様子見。佐々木の踏み込みに対し、ラットはミドルとヒザのカウンターでけん制する。佐々木はラットの蹴りの後にフックとストレートを返すがとらえられない。

 2R、バックブローやボディ打ちから顔へのヒットを狙う佐々木だが、ラットはこれを防いで組みついてきて佐々木のパンチを封じる。レフェリーがラットに警告を与える。

 3R、ラットは右ミドルの連打の後でこのラウンドも組みつき、レフェリーは注意、警告と順に与えていく。アッパー、ボディブロー、バックブローと攻めを変え、KOを狙った佐々木だがラットはやはり組みつき、イエローカードを提示された後も投げを見せ注意を受ける。両者の攻防は噛み合わずに試合終了となる。

 判定は29-29、30-26、30-27の2-0で佐々木が勝利も、不完全燃焼の結果に。

 試合後、佐々木の所属するPOWER OF DREAMよりジャッジ結果に関する提訴があり、K-1 JAPAN GROUPにおいて再審議、協議を行った結果、判定3-0(30-28、30-26、30-27で佐々木勝利)に変更となった

※全試合結果はこちら

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