【ボクシング】元日本王者・石澤開が惜敗、勝利したパラスはラウンドガールにハグ!
10月12日(木)東京・有明アリーナで行われたプロボクシング[フライ級8回戦]では元日本ミニマム級王者・石澤開(M.T)が、1-2でビンス・パラス(フィリピン)に惜敗。勝利したパラスは大喜びでラウンドガールに抱きつき、会場は盛り上がった。
【フォト】石澤のパンチがヒットする瞬間/ラウンドガールに抱きつくパラス
石澤は元日本ミニマム級王者で、現在は日本ライトフライ級8位。11勝(10KO)2敗と軽量級では圧倒的な攻撃力を誇る。去年の4月にはWBOミニマム級王座に挑戦するも、谷口将隆に11回TKO負けした。今年6月には階級を上げ5R KO勝利している。
相手のパラスは18年無敗のまま京口紘人のIBF世界ミニマム級王座に挑戦、ダウンを奪う快挙も判定負けした。現在はIBFフライ級15位、WBOライトフライ級13位、戦績は19勝(15KO)2敗1分。
前半はパラスのペース。パラスは軽やかなステップからジャブ、さらには飛び込むような思い切りの良い左右フックで攻める。
石澤はワンツーでじわじわ前に出るも、防戦に回り気味だ。
中盤には石澤もステップ、ボディワークでディフェンスし始め、パラスの空振りが目立ってきた。
後半に入るとパラスも脚を止め、打ち合う場面が増える。パラスの右フックがヒットするも、石澤は前進を止めずワンツーを当てる。
最終8Rには互いにガードを固め、近距離での拮抗した打ち合いとなった。
判定は2-1(78-74、75-77、77-75)でパラスが僅差の勝利。パラスは笑顔でラウンドガールに抱きつき会場は盛り上がった。
パラスは「勝つとは思わなかったですけど、神様に感謝しています。明日は僕の誕生日なんで本当に嬉しいです」と大はしゃぎした。
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