【RIZIN】梅野源治、“爆肘”でダウン奪う勝利!魚井フルスイングの強打封じる
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.47』
2024年6月9日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
▼第2試合 RIZIN オープンフィンガーグローブキックボクシングルール:3分 3R(62.0kg)
○梅野源治(PHOENIX)
判定3-0 ※30-23×2、30-24
●魚井フルスイング(和術慧舟會 HEARTS)
梅野は“日本ムエタイ界の至宝”で、元ラジャダムナンライト級王者。タイ人に引けを取らない首相撲やヒジの上手さでムエタイ、キックの舞台で活躍してきたが、今後はMMAへの挑戦を発表。その中でRIZINからOFGキックのオファーを受け、今回の試合が決定した。
対する魚井は“フルスイング”のニックネーム通り、左右の豪快フックが武器のMMAファイター。思い切り振り回す豪腕で一時は8連勝・5連続KOを挙げたが、現在は4連敗中。今回はキックルールながら、慣れ親しんだOFGと持ち前の破壊力で梅野に挑む。
1R、いきなり飛び込んで左フックをフルスイングの魚井。ロープに詰めてさらに左を思い切り連打する。そこへ梅野は近距離から右縦ヒジを振ると魚井が倒れる。ヒジではなく頭が当たったように見えたがレフリーはダウンを宣告。立って再び前へ出る魚井だが、梅野は冷静にさばきつつ右ミドルを蹴るがこれが金的となってしまい試合中断。
再開後、魚井は蹴りも混ぜつつ変わらず飛び込んでの左フック。サウスポーの魚井に、オーソドックスの梅野はリーチを活かして右ミドルを連打する。
2R、強い右ミドルは梅野、魚井のフックにもガードを固めて対応する。魚井は飛び込んでいくがMMAのクセかタックルに行ってしまいレフリーから注意が入る。再開後、またも魚井がタックルし減点1のイエローカードが与えられる。再開後、魚井が飛び込んで来たところへ梅野はまたも右の縦ヒジを合わせ2度目のダウンを奪う。立つ魚井だが終盤は疲れもあるか手数が減る。
3R、右ミドルを中心に攻める梅野。魚井は飛び込んでいくが何度もタックルのような形になってしまい、2度目のイエローカードが与えられる。梅野の右足はスネあたりから出血が見られるが、構わずミドルを連打する。そのミドルに合わせてフックを振る魚井だが、梅野はしっかりとガードしつつ蹴っていく。終盤は飛びヒザも見せる魚井だが、攻め手がないまま試合終了。
判定はイエローカードの減点もあり、ジャッジ2人が7ポイント差をつける大差で梅野が勝利。試合前の会見などで発言していた通り“爆肘”を炸裂させ、MMAファイター魚井の強打を封じ込めて完封勝利を収めた。
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