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【藤原敏男杯】高野と那須川が連覇達成!関西地区代表が猛威!

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2013/03/31(日)UP


 3月31日(日)東京・大森にあるゴールドジムサウス東京アネックスにて、『All Japan Kick Jr Kick藤原敏男杯2013』(以下、藤原杯)が開催された。

 全7階級52名が決勝戦の舞台に集結。出場選手を代表して、大脇武(GET OVER/中部地区代表)が選手宣誓を務め、激戦必至の藤原杯の決勝トーナメントの火蓋が切って落とされた。

▼25kg級

 現在5冠王という驚異の実績を誇る坂間叶夢(韓道場)が25kg級完全制圧に向けて出陣。その坂間は一回戦、準決勝と順調に勝ち上がり、決勝戦へとコマを進めた。その坂間と対するは、関西地区代表の本田龍世(及川道場/関西地区代表)。本田は昨年の藤原杯の一回戦で敗退しており、今年はその悪夢を払拭するかのような快進撃で決勝戦に進出。

 序盤は坂間がフットワークを活かしてパンチから右ローと攻め立てるが、中盤から本田が首相撲やパンチ、ミドルを駆使し、手数を増やしていく。結果、判定で本田が勝利し、悲願の初優勝を果たした。

▼30kg級

 昨年の藤原杯25kg級覇者の田丸太樹人(TTP GYM)が連覇を狙うべく、九州地区代表で出陣。その田丸は一回戦をクリアするも、準決勝で敗れる波乱が起きる。その田丸を破った伊山嵐翔(日進会館/中部四国地区代表)が決勝戦進出を決める。伊山は昨年の藤原杯では初戦敗退という苦い経験をしており、今年は是が非でも優勝を狙いたいところだ。伊山の決勝の相手は、準決勝で小宮山伶虎(尚武会/関東地区代表)を破り、決勝へとコマを進めた松本一輝(萬田道場/主催者推薦)に決定。

 決勝は伊山が勝利し、前回の藤原杯のリベンジを果たすとともに、初優勝した。

▼35kg級

 ジュニアで最も競技人口が多く、層が厚いとされる35kg級では、全階級を通じて最多の9人が出場。前回の藤原杯30kg級で優勝している安本晴翔(橋本道場/主催者推薦)が連覇を狙う。優勝候補の一人と目される安本が準決勝で姿を消す波乱が起きる。その安本を破った関本鷹介(隆拳塾/主催者推薦)が決勝戦進出を決めた。関本の相手は、一回戦、準決勝と順当に勝ち上がった吉田黎斗(スタージム園部道場/関東地区代表)となった。

 決勝は吉田が判定で勝利し、最激戦区の35kg級を制し初優勝を果たした。

▼40kg級

 一回戦は佐々木雄汰(尚武会/関東地区代表)、石川梨生(真我館/関西地区代表)、松本臣祐(TTP GYM/九州地区代表)、政所椋(主催者推薦)がそれぞれ勝ち上がり、準決勝進出を決めた。その準決勝では石川と政所が勝ち上がり、決勝では政所と石川の関西対決となった。その決勝では石川が判定で勝利し、関西対決を制すると同時に、初優勝を果たした。

▼45kg級

 昨年の藤原杯35kg級覇者であり、インファイトを持ちかけるのが特徴の高野草子(フリー)が連覇に向けて出陣。高野は一回戦、準決勝と、パンチから素早く右ローを打つコンビネーションを駆使し、決勝へとコマを進めていった。高野と対するは、高野と同様、昨年の40kg級覇者である東巧樹(直心会/関西地区代表)が決勝へと勝ち上がり、昨年の藤原杯優勝者同士による一戦となった。リーチで上回る東は前蹴りやミドルを駆使。高野はパンチから右ローの素早いコンビネーション。東の前蹴りに高野はひるむことなくパンチから右ローで攻め込み、高野が判定で勝利。藤原杯2連覇を達成した。

▼50kg級

 M-1ジュニア3階級制覇を達成している黒木翔太(尚武会)がジュニアきってのハードパンチャーを誇る瀬野尾亜月(秀晃道場/東北地区代表)が一回戦で激突。得意のパンチで黒木を破って決勝へ進出。一方、シード権を獲得している多根嘉輝(直心会/関西地区代表)が一回戦を勝ち抜いた大脇武(GET OVER/中部地区代表)を破り、決勝戦へ進出。決勝は多根が勝利し、初優勝を果たした。

▼55kg級

 昨年の藤原杯50kg級覇者であり、“ジュニアのパウンドフォーパウンド”那須川天心(チームTEPPEN)が連覇に向けて出陣。初戦を難なくクリアした那須川は、決勝ではパンチのラッシュを仕掛け、ヒザ蹴り一撃で秒殺KO。昨年同様KOで優勝を決め、堂々の2連覇を達成した。

●大会総括

林裕人・魁塾代表(関西地区監督)
「関西は関西、中部は中部というところで、同じ選手と当たるところが非常に多かったと思います。全国大会ということで、違うジムの選手とやってみなさんの実力の底上げになると思います。2回、3回、4回と、どんどん(藤原敏男杯を)重ねていってほしいと思います」

藤原敏男・JMD理事長
「本当にビックリしました。小さな子ども達が、四角いジャングルの中でスピード・間合い・コンビネーション、凄い技を持った試合を見せてもらいました。一人一人(この日のために)力をつけてきたと思います。また、来年、3回、4回と続きますので、毎日毎日精進して、来年はもっともっと逞しい試合をするように頑張ってもらいたい」

<All Japan Kick Jr 藤原敏男杯2013優勝者>
25kg級 本田龍世(及川道場/関西地区代表)
30kg級 伊山嵐翔(日進会館/中部四国地区代表)
35kg級 吉田黎斗(スタージム園部道場/関東地区代表)
40kg級 石川梨生(真我館/関西地区代表)
45kg級 高野草子(フリー/関東地区代表)※2012年に続き連覇達成
50kg級 多根嘉輝(直心会/関西地区代表)
55kg級 那須川天心(チームTEPPEN/関東地区代表)※2012年に続き連覇達成

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