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【ボクシング】天笠「勝率は3%くらい」

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2014/12/30(火)UP

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
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▲最強王者リゴンドー(中央)に挑む天笠(右)

 12月31日(水)大阪・ボディメーカーコロシアムで開催される『三階級制覇前哨戦&ダブル世界タイトルマッチ』の記者会見&前日計量が府内にて行われた。

 WBA&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで対戦する、王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)と挑戦者のWBA世界10位&WBO世界6位・天笠尚(山上ジム)は、両者ともに55.2kgで計量をパスした。

 リゴンドーはシドニー・アテネ五輪で2連覇を達成してプロに転向、わずか7戦目で世界王座を獲得し、WBA王座は7度、WBO王座は2度の防衛に成功している最強王者。「日本に来られて光栄だ。調整は上手くいって仕上がりは100%。私が必ず勝つ」とコメント。

 対する天笠はプロデビューから25戦目で日本王者となり、31戦目でOPBF東洋太平洋王座を獲得。35戦目にして世界へ初挑戦する。「何も言うことはありません。明日はベストを尽くします」と語り、「リゴンドーに勝てる可能性は今も3%くらいです。リゴンドーと勝負が出来るのはボクサーとして幸せなことなので当たって砕けろで頑張ります」と、玉砕覚悟で挑むとした。

 なお、この試合はリゴンドーがアメリカ製グランド社の8オンスグローブ、天笠がメキシコ製レイジェスの8オンスグローブと、両者が違うメーカーのグローブを使用するという珍しいケースとなった。これはリゴンドーが「使い慣れているから」との理由で主張したもので、天笠は「レイジェスはナックルの部分が薄いので少しでもKOの確立が上がればいい」と語っている。

▲大平(左)vs高山(右)

 また、IBF&WBO世界ミニマム級王座決定戦を争う、IBF世界3位&WBO世界1位・高山勝成(仲里ジム)とIBF世界6位&WBO世界2位・大平剛(花形ジム)は、高山が47.4kg、大平が47.1kgで計量をパス。

 これまでWBC、WBA、IBFの世界ミニマム級王座に就いている高山は、この試合に勝てば日本人初の4団体制覇を達成することになる。「大みそかなので4団体制覇を達成したい。自分の戦いを見てくれた人たちに勇気と希望が与えられるような試合がしたい」と、4団体制覇に燃える。

 対する日本ミニマム級王者・大平は「世界チャンピオンになれるように頑張りたい。“花形スペシャル”が出れば勝てると会長に言われています。花形スペシャルの完成度は100%です」と、必殺技があることを予告。しかし、高山が「花形スペシャル返しを出す」と言うと、「それは出さないでください」と笑った。

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