【DEEP】チェ・ホンマン秒殺KOのトヨタvsK-1アジア王者シング決定
10月17日(土)東京・後楽園ホールで開催される『DEEP 73 IMPACT』の追加対戦カードが、14日(水)都内で行われた記者会見で発表された。
第5代DEEPメガトン級王座決定戦として、シング・心・ジャディブ(インド/フリー)vsカルロス・トヨタ(ブラジル/HARD COMBAT)が決定。
シングはインド生まれの日本育ちで、2006年12月に全日本キックでキックボクサーとしてプロデビュー。わずか7戦目でJ-NETWORKヘビー級王者になり、2009年8月からK-1に参戦。『K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL ASIA GP』のトーナメント決勝で金泰泳を破り優勝、同年の世界トーナメントにも出場した。2011年11月にはRISEのヘビー級トーナメントに出場し、全試合KO勝ちで優勝。
キックボクシングで活躍してきたシングだが、16~17歳で初めて格闘技を学んだのはパンクラスだったという。キックでデビュー後も週1~2回はMMA(総合格闘技)の練習を続けており、「キックは日本、アジアの選手とはほぼやったし、ヨーロッパの選手ともある程度やったのでもういいかな」と思い、MMAに転向を決意。2013年6月に母国インドで開催された『スーパーファイトリーグ』でMMAデビューし、1RでKO勝ちした。
「本格的にMMAをやりたかったんですが、怪我をして出来なかった。その怪我が治って久しぶりに日本で試合をしたいと思っていたら今回の話が来ました」という。対戦相手は二転三転し、トヨタに決まったのは3日前。タイトルマッチとして行われると聞いたのも3日前だった。
「試合はMMAらしく、キックボクサーだったとは思えないような、誰が見てもMMAファイターらしい試合をしたい」とシング。練習仲間の長谷川賢によると、「全部強い。大きいのに動けるし、なかなかテイクダウンが出来ないバランスの良さ。打撃は言わずもがなです。寝技も普通にやれて、たまに関節技を極められることもあります」と、かなりのレベルにあると証言する。
シング自身も「得意技はチョークスリーパー」だと言い、「世界トップレベルとは比べられませんが、日本のトップ選手とはある程度やれるつもりです」と寝技に自信を持つ。
対戦相手のトヨタは現在3連続秒殺KO勝ちのハードパンチャーで、今年7月に開催された『ROAD FC』日本大会では、チェ・ホンマンを1R1分29秒、右フック一発でKOした試合は記憶に新しい。シングも「ホンマン戦を見て、一発は怖いというのが凄くあります」と警戒。
この試合は年末に開催が決定した『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015』の榊原信行代表が観戦に訪れることになっており、勝った方が出場権を得られる試合になりそうだ。
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