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【RIZIN】山本KIDの愛弟子、パッキャオ似の猛者と激突

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2016/11/30(水)UP

初参戦となる元PXC王者&元修斗環太平洋王者・矢地祐介

 12月29日(木)、31日(土)さいたまスーパーアリーナ にて開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』の記者会見が、11月30日(水)都内で行われた。

 元PXCフェザー級王者&元修斗環太平洋ライト級王者・矢地祐介(KRAZY BEE)の初参戦が決定。フィリピン人MMAファイターのマリオ・シスムンドとの対戦が発表された。

 サングラス姿でさっそうと会見に登場した矢地は、「年末の格闘技はガキの頃から見てた舞台。参戦出来て嬉しいです」と喜びの第一声。「やっぱり年末の格闘技は祭りなので、日本人らしく楽しく盛り上げて日本を元気にしたい」と意気込みを話した。

相手のボディにパンチを叩き込む矢地(右)。思い切りの良い打撃が持ち味の一つだ

 現在26歳の矢地は、高校生の時からKRAZY BEEに通い始め、山本”KID”徳郁の元で成長を遂げた。2009年に修斗でプロデビューすると、思い切りのよい打撃と関節技を武器に活躍。2012年11月に修斗環太平洋ライト級王座に就いた。

 2013年8月からはグアムの MMA大会『PXC』に参戦し、フェザー級王座を獲得。現UFCファイターのアレックス・ボルカノフスキーに敗れて初防衛は果たせなかったが、今年1月からは『PANCRASE』に参戦し王座挑戦を見据える。

 対戦相手のシスムンドは、キックボクシングで15勝1敗、ムエタイで14勝5敗、さらにボクシングやラウェイ(手にバンテージのみを巻き、打撃に加えて頭突きや投げ技、立ったままの関節技もありの過激な格闘技)の試合経験もある、立ち技格闘技の猛者。さらなる戦いの場を求めてMMAに転向したという。

矢地は「(同門の)山本アーセンのバーターと言われないようにしたい」と話し、会場の笑いを誘った

 また、母国フィリピンでは常に前に出てKOを狙うファイトスタイルと、元ボクシング6階級世界王者マニー・ パッキャオ似の風貌も相まり、人気沸騰中のファイターだ。

 そんな対戦相手について、矢地は「打撃の選手ですね。自分とは凄く噛み合うと思っています。パッキャオということなので、勝って6階級制覇しちゃおうかなと思っています(笑)」と、冗談交じりに印象を話した。

 一方、会見に向けてコメントを寄せたシスムンド。「矢地選手はオールラウンダーで経験も豊富。彼と戦えるのは光栄です。私は打撃が得意なので矢地選手と打ち合い、母国に勝利を持ち帰りたい」と、矢地との打撃対決に自信を示した。

 11日の『ONE』では、フィリピン人ファイターのエドゥアルド・フォラヤンが、青木真也からTKO勝ちを収め王座奪取に成功するなど成長著しいフィリピンMMA。その刺客であるシスムンドを迎え撃つ矢地は、果たして年末のビッグイベントを勝利で飾ることが出来るか。

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