【新極真会】軽量級の前田優輝が熱闘!無差別全日本大会、優勝候補は順当に勝ち上がる
NPO法人全世界空手道連盟 新極真会
東日本大震災復興支援チャリティー/骨髄バンクチャリティー
「第44回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2012年10月27日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館
来年に開催を控えた『第5回カラテワールドカップ』(2013年4月13、14日・リトアニア)の日本代表最終選抜 戦を兼ねた全日本大会が、10月27日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館で幕を開けた。昨年に開催された全世界大会で、長きに渡り新極真会のエース として君臨してきた塚本徳臣が引退し、次期エースの座に誰が就くのかも注目されている。
男子は106名がエントリー、初日は1回戦と2回戦が行われた。実績のある選手は大多数がシードで2回戦からの登場となり、初日は1試合で終えた。
初日のハイライトは、2回戦で行われた2009~2011年全日本ウエイト制軽量級三連覇を成し遂げた前田優輝(和歌山支部=1回戦はシード)と、2012年同3位の越智純貴(福岡)の一戦。
両者とも軽量級の実力者らしくスピーディーな技の攻防を展開した。後ろ蹴り、上段廻し蹴り、後ろ廻し蹴り、胴廻し回転蹴りと大技を連発する前田に対し、 越智も突きと同じ大技で応戦。前田の上段廻し蹴りを越智が映画「マトリックス」の一場面のように大きく仰け反ってかわした瞬間には、場内から大きなため息 が漏れた。
場内が最も盛り上がったこの試合は、前田が判定3-0で勝利。3回戦へ駒を進めた。
前田は3回戦で成長著しい茂木良樹(東京城南川崎支部)と対戦し、順当に勝ち上がれば4回戦で2011・2012全日本ウエイト制重量級王者で今大会の優 勝候補・島本雄二(広島支部)と激突することになる。“小よく大を制す”武道の真髄をいま最も体現できる男、前田は今年も主役級の活躍を見せてくれそう だ。
その島本は1回戦シード、2回戦は判定5-0の圧勝で3回戦に進出。もう一人の優勝候補、2010年全日本大会&2011年全世界大会準優勝の村山努(京都南支部)は最終試合(1回戦はシード)に登場し、やはり判定5-0で3回戦に勝ち進んだ。
下は16歳から上は52歳まで幅広い年代の出場選手がエントリーしている今大会は、若手とベテランの争いも見どころ のひとつ。史上最年長出場となった52歳の吉岡智(神奈川東横浜支部)は、33歳の中村充利(東京城南川崎支部)と中盤まで互角に戦ったものの、最後は差 をつけられて1回戦で敗退。
ベテラン勢では全日本大会4度優勝&2003年の全世界王者・鈴木国博(厚木・赤羽支部)、2008年全日本王者・山田一仁(兵庫中央支部)、全日本ウエ イト制で4度の優勝経験がある谷川光(西神奈川支部)らが3回戦へ駒を進めたが、2004年全日本大会準優勝・野本尚裕(愛媛支部)と2000年全日本大 会準優勝・阪本晋治(大阪東部支部)は初戦(2回戦)で姿を消した。
若手の有力選手はほぼ全員が3回戦に進出。特に大会最年少の16歳・河瀬惇志(佐賀筑後支部)は、矢継ぎ早に繰り出す多彩かつダイナミックな蹴り技で場内を沸かせた。
27名がエントリーした女子では、昨年の全世界大会に出場した長谷川真美(埼玉武蔵支部)、篠原葉子(高知支部)が初戦敗退の波乱。
優勝候補筆頭の昨年の全世界大会優勝者である“世界女王”将口恵美(愛知山本道場)は、判定5-0で危なげなく決勝日に駒を進めた。
勝ち上がった選手は以下の通り。明日10月28日(日)は午前10:00から開始され、3回戦~決勝戦までが行われる。また、新極真会公式サイトでの無料 インターネットライブ中継も実施される。果たして、ワールドカップ代表権は誰が手にするのか? そして、新エースの座に就くのは誰か!?
<男子ベスト32進出者>
▼Aブロック
島本雄二(広島支部)
岡田秀一(長崎支部)
茂木良樹(東京城南川崎支部)
前田優輝(和歌山支部)
入来建武(東京城南川崎支部)
亀山 真(福岡支部)
山野翔平(福岡支部)
前川憲司(徳島北東あわじ支部)
▼Bブロック
落合光星(和歌山支部)
鈴木国博(厚木・赤羽支部)
中尾 豊(札幌平山道場)
清水翔希(千葉南支部)
谷川 光(西神奈川支部)
長谷川達矢(埼玉武蔵支部)
大下郁真(広島支部)
森 健太(福岡支部)
▼Cブロック
水野暁記(世田谷・杉並支部)
細川将大(大阪東部支部)
吉田富和(沖縄吉田道場)
加藤大喜(愛知山本道場)
山田一仁(兵庫中央支部)
山本和也(東京東支部)
河瀬優太朗(佐賀筑後支部)
前田勝汰(和歌山支部)
▼Dブロック
島本一二三(広島支部)
森川琢也(厚木・赤羽支部)
鈴木眞之(神奈川東横浜支部)
河鰭郁也(千葉南支部)
河瀬惇志(佐賀筑後支部)
長野義徳(兵庫中央支部)
将口祐太(愛知山本道場)
村山 努(京都南支部)
<女子ベスト8進出者>
▼Aブロック
横山紀子(和歌山支部)
木村敬代(渡邊道場)
谷岡菜穂子(世田谷・杉並支部)
加藤小也香(愛知山本道場)
▼Bブロック
佐藤弥沙希(和歌山支部)
水野寧々(世田谷・杉並支部)
吉沢なつみ(東京城南川崎支部)
将口恵美(愛知山本道場)
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